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ブックマーク / watanabek.cocolog-nifty.com (2)

  • 少人数開発と「能力プール」 - 設計者の発言

    ■少人数プロジェクトが儲かる理由 開発案件の最終利益率とプロジェクトメンバー数には一定の相関がある。開発に関わったメンバーの数が少ないほど、一般に利益率は高い。実際に数字で調べてみたわけではないが、筆者の過去の経験からも確信できるし、そのように思い当たる人も多いだろう。 その理由は単純である。メンバーが多いほど、メンバー間の情報伝達のためのコスト(情報コスト)が飛躍的に増えるためだ。指示やいわゆるホウレンソウのための初期コストだけでなく、訂正や伝達ミスにともなうさまざまな後追いコストが、人数の多いプロジェクトほど大きくなる。メンバーが2人のときに情報コストが1だとすれば、(1人のときなら0)、人数に従って次のようにコストは増えてゆく。 2人  1 3人  3 4人  6 5人 10 :  : n人 n(n-1)/2 たとえこの事実が理解されていたとしても、これらのコストを考慮して工数積み上

    少人数開発と「能力プール」 - 設計者の発言
  • 「オーバースペック」でコストが下がる話 - 設計者の発言

    「革新的生産スケジューリング入門」や「BOM入門」といった、生産管理に関する優れた著作を書かれた佐藤知一さんと神戸でおしゃべりしてきた。さすが「工場そのものの開発」に携わってきた佐藤さんだけあって、面白い話をいろいろと聞かせていただいた。それらの中から、設計者のまっとうなコスト感覚が建設現場での障害をもたらすという話を紹介したい。 佐藤さんが業で扱う化学プラントにおいて、いちばん目に付く部品は「パイプ」である。素人には想像を絶するが、その種類はじつに4千点にものぼるのだそうだ。口径や長さはもとより、壁面の厚さや付随するバルブの仕様だのなんだのが順列組み合わせ的に関係するためだ。 で、プラントの設計者は、要求性能にぴったり沿うパイプを用いて各モジュールを設計する。たとえば100の強度を要求する部分には100の強度を保障するパイプを組み込む。あたりまえの話だ。そんなところに200の強度を保障

    「オーバースペック」でコストが下がる話 - 設計者の発言
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