5月15日、楽天の三木谷会長兼社長(写真)は足元で10%台前半の経常利益率を今期末までに25%に引き上げたいとの考えを示した。2006年11月撮影(2008年 ロイター/Michael Caronna) [東京 15日 ロイター] 楽天4755.Qの三木谷浩史会長兼社長は15日、都内で会見し、足元で10%台前半の経常利益率を今期末までに25%に引き上げたいとの考えを示した。生産性向上を進めるとしている。 三木谷社長は「売り上げの伸びほど利益が伸びていない」ため、生産性向上に向けた取り組みを進めているとし、08年12月までに単月の経常利益率を25%に引き上げる方針を示した。将来的には30%にまで高める考え。 三木谷社長は通期での経常利益率25%は「今年は無理」としたが「来期は通期で25%にしたい」と語った。開発部門の生産性向上や、複数に分散する拠点の集約などを通じ、コスト削減を進める考え。