日本社会学会事務局 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学文学部社会学研究室内 TEL 03-5841-8933 FAX 03-5841-8932 E-mail: jss@sociology.gr.jp
詳細は9月中旬の日本社会学会で報告する予定だが(「ネット利用による意見・態度の〈分極化〉を検証する」)、先の調査データを別の手法で分析しても、「移住外国人にも日本人と同じ権利を付与すべきか」といった排外意識が大きく関わってくる設問では、ネットをよく利用するほど、賛否が両極に分かれる(分極化する)という傾向が、やはり確認できた。 その一方で、原発再稼働や憲法9条改正など、右派と左派で意見が分かれやすいイシューであっても、排外意識との関わりが比較的薄い設問については、ネット利用が賛否の分極化につながる傾向は認められなかったのだ。 さらに研究を進めないとはっきりしたことは言えないが、ネットが分極化をうながすのは、右派か左派か、保守かリベラルか、という思想やイデオロギーというよりも、敵/味方感情なのではあるまいか。どうもそんな気がしてならない。 穏健派は存在感を失う 排外主義運動は、日本人の敵を設
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