なぜ孤独でも幸せな人が増えているのか みなさんは、「孤独」という言葉を聞いてどんなイメージを持ちますか? おそらく、多くの人たちは、孤独であることに「寂しい」「つらい」「苦しい」「悲しい」など、ネガティブなイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。 私の研究室で実施した調査では、こんな結果もあります。 単身世帯、夫婦のみ世帯、二世代世帯、三世代世帯を対象に幸福度を比較したところ、単身世帯の幸福度がいちばん低いという結果になりました。独り身でいると、幸せになれる確率は低くなるとはいえそうです。 ただし、この結果はあくまで相対的評価であって、「独りでいると幸せになれない」と結論づけするものでもありません。 実際、「お独りさま」という言葉が広く定着してきたように、独りでレストランに入る、独りで旅に出かける、独りでゴルフをラウンドするなど、独りを楽しむための商品やサービスは多様化してきて