3日午後0時15分ごろ、京都府木津川市木津宮ノ裏の民家で、住人の男性(80)と妻(75)が死んでいるのを、男性を迎えに訪れた市内の高齢者介護施設の職員が見つけ、119番通報した。男性は1階寝室のベッドの上で首に電気コードが巻かれ、妻は階段の手すりで布製のひもで首をつった状態で見つかった。 木津署によると、男性は半年ほど前から脳梗塞(こうそく)で寝たきりで、この日から12日まで高齢者介護施設にショートステイする予定だったという。妻の寝室から「(男性と)天国で笑っているわ」とパソコンで書かれた遺書のようなものが見つかった。妻は親族に介護の悩みを相談していたといい、同署は妻が無理心中を図った可能性があるとみて調べている。