デザインが「ダサい」との声が広がり、小池百合子知事の意向で一新された東京都の観光ボランティアの制服。 昨年、都は新たな制服を配布したが、貸与済みの以前の制服は回収せず、返却も拒んでいることが分かった。都は「旧制服も使用可能」とするが、委託を受けた民間業者が運営するボランティアの事務局は「着用は新制服のみ」と指示。食い違う説明にボランティアからは困惑の声が上がっている。 観光ボランティアは2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、主要駅周辺などで外国人客らに道案内する事業。舛添要一知事時代の15~16年、3000万円を投じてポロシャツや帽子、防寒具を作製したが、「格好悪い」といった意見が続出した。 舛添氏の辞任による16年の知事選で当選した小池氏は「色がバラバラ」などと批判し、新調を表明。17年9月、大会のエンブレムと同様に市松模様を施した新制服を発表した。費用は8000万円で10月以降、