現在オラクル(Oracle)が保有するJava技術関連の知的財産について、同社とグーグル(Google)とが争っている裁判で、2つの争点のうちにひとつである特許権の侵害に関する審理が米国時間23日に終了し、グーグルによる特許権の侵害は認められないとする判決が下された。 両社間のこの裁判では、先ごろ行われた著作権をめぐる前半の審理で、オラクルが提示した4件のケースのうち1件についてはグーグルによる著作権の侵害が陪審員によって認められたものの、残りの3件についてはオラクルの主張が退けられていた。グーグルによる著作権侵害が認められたのは、Android OSで使用されているAPIコード9行のみであることから、賠償金額は15万ドルから20万ドル以下とみられ、オラクルにとっては「おそらく裁判にかかった費用よりも少なくなるだろう」とAllThingsDは推定している。またBloombergでは、法律で
サンフランシスコ発--OracleとGoogleの間で争われていた裁判において、著作権侵害の問題に対して陪審員らが米国時間5月7日午前に下した審判は、やや意見が分かれる点がありつつも、ほぼOracleに有利なものだった。 Oracleが2010年にSunから取得したJavaプログラミング言語の権利をGoogleのモバイルプラットフォーム「Android」が侵害していたかどうかを判断するために、William Alsup判事が提示した4件の質問事項のほとんどすべてに対し、陪審員らは全員一致の回答に達した。陪審員らは5人の男性と7人の女性で構成された。 最も重要な質問はおそらく1つ目の「Oracleは、著作物の全体的な構造や並び、構成がGoogleに侵害されたことを証明できたか」というものである。これに対し、陪審員らは「イエス」と回答した。 しかし、Googleはフェアユース(公正な利用)を証
オラクルの対グーグルJava訴訟、判事が損害賠償請求額の引き下げを命令 「オラクルの専門家が算定した金額は過大」と米国連邦地裁判事 米国Oracleが、AndroidがJavaの特許と著作権を侵害しているとして米国Googleに対して起こしている訴訟で、損害賠償請求額の引き下げを判事に命じられたことが、裁判所文書で明らかになった。 米国連邦地裁のウィリアム・アルサップ(William Alsup)判事は7月22日に出した命令書で、Oracleの専門家が、「Googleは、OracleのJava特許に対する侵害の賠償金として、最大61億ドルを支払うべきである」という結論を導き出したのは、行き過ぎだと断じた。 Oracleの損害賠償請求額は1億ドルを「検討の出発点」として、さまざまなファクターを踏まえて、それより多い額か少ない額に調整されるべきだと、アルサップ判事は述べている。 同判事は、命令
8月12日、OracleがGoogleに対して訴訟を起こした。Oracleの持つJavaの知的所有権(特許および著作権)を侵害していることが理由とのこと。この問題はよくわからないので自分なりに整理してみることにした。(ただし私は法律には素人で間違いも多いと思う。あしからず) どういう訴訟か まず、訴訟の内容はというと、AndroidでのJava利用が7つの特許侵害と著作権侵害があったので、適切な賠償を求める、というものだ。FINAL_Complaint 私としては、特許侵害だけでなく、著作権侵害があったのが意外だった。 Androidで使われているDalvikはApache Harmonyのサブセットを用いており、Apacheライセンスである。最終的に DalvikのソースコードをApacheライセンス下でライセンスすることによって、携帯電話所持者はライセンス費用を払う必要なく使用または修
お前にSunが救えるか? Oracle、「分からぬ、だが特許ゴロにはなれる」 Oracle(Sun Microsystemsを買収)は何がしたいんだろう。結局、Sunの実装がAndroidに勝てなかったというだけじゃないか。自分の粗悪な製品を棚にあげて、特許訴訟を起こす。愚かなことこれに過ぎたるはない。旧Sunの社員の多くがGoogleに引きぬかれていったのも、当然というわけだ。 ともかく、これで、Oracleはモバイル市場を完全に敵に回したわけだ。もう立つ瀬はない。 しかし、Javaはよく分からない。Microsoftが独自のJavaVMを開発したとき、Sunは訴訟を起こした。そこでMSは、独自のJavaVMを取り下げた。結局MSは、本来Javaが占めるべきだった場所の大半を、C#に置き換えてしまった。Sunが馬鹿なことをしたせいで、本来労せずして得べかりしユーザーを失ったわけだ。今回も
情報と技術は未来をどう変えるのか──IT、スマートデバイス、ロボット、電子工作、メディアのアーキテクチャ 例えば、TechCrunch、Engadgetにはその全文が掲載されている。短い文章でもあり、またより多くの人が知るべき情報(=報道すべき情報)と考えられるため、以下に全文を引用する。 We are disappointed Oracle has chosen to attack both Google and the open-source Java community with this baseless lawsuit. The open-source Java community goes beyond any one corporation and works every day to make the web a better place. We will strongly
情報と技術は未来をどう変えるのか──IT、スマートデバイス、ロボット、電子工作、メディアのアーキテクチャ Googleがスマートフォン向けOS/開発環境として推進中のAndroidは、Javaプログラミング言語とフレームワークの一部を利用している。一方、Oracleは、Javaプラットフォームを開発したSun Microsystemsを買収したことにより、Javaプラットフォームの著作権と関連特許群を保有する。この訴訟は、Googleにとって大きな負担となる可能性がある。 プレスリリース中で、OracleのKaren Tillman氏は「Androidの開発過程で、Googleは直接的かつ繰り返しOracleのJava関連の知的所有権を侵害した」と述べている。 訴状から、Oracleの主張の一部を抜粋する。「Oracle(が買収したSun)は、Javaプラットフォームの仕様やコードの著作権
Oracleが「AndroidがJavaの知的所有権を侵害している」としてGoogleを訴えた件で、第一報を取り急ぎ書いた訳だけど、どうもモヤモヤが残る。未整理な部分が残るのは承知の上で、今思っている事を書き留めておきたい。 このニュースを聞いてまず思ったのは「えーっ!」だ。 Android普及のため、Sun MicrosystemsからGoogleに移ったTim Bray氏は 、Twitterで Speaking only for myself as an individual of course: Fuck Oracle. と吐き捨てている。「個人的に自分自身の言葉として発言するなら『畜生、Oracleめ!』」。 実際、Oracleの対Google訴訟は、Android推進の足止めにはけっこう有効打になる可能性がある。Tim BrayのようにAndroidを推進する立場から見れば「畜生
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