兵庫県芦屋市内で3日夜、パトカーに追跡されていた車が阪急電鉄の踏切で遮断機の棒を折ったのに、連絡を受けた県警芦屋署員が誤ってJR西日本に伝え、JRの列車に遅れが出て約2万人に影響した。野島章文副署長は「ご迷惑をかけ申し訳ない。今後このようなことがないよう指導したい」とコメントした。 芦屋署によると3日午後6時25分ごろ、芦屋市三条町の阪急電鉄変電第1踏切で、白いワンボックスカーが下りていた遮断機の棒を折り、そのまま逃げた。車は直前、約300メートル離れた交差点で信号無視し、サイレンを鳴らしたパトカーに追われていた。 パトカーの乗員から連絡を受けた署員が、署にあった駅の連絡先一覧表を見て阪急芦屋川駅の番号に電話をかけた。ところがJR芦屋駅の番号が誤記されていたため、JRにかけてしまったという。JR西は駅付近の踏切4カ所を点検し、午後7時10分ごろ、芦屋署に異状がないと連絡。ここで初めて同