検問中の警官の背中を包丁で刺したとして、京都府警下京署は13日、大阪府摂津市鳥飼中、自称会社員岡本裕幸容疑者(22)を公務執行妨害と銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕した。 岡本容疑者は「誰でもよかったが、警官なら殺してもいいと思った」と供述しており、同署は殺人未遂容疑に切り替えて調べる。 発表によると、岡本容疑者は同日午前1時35分頃、京都市下京区四条通寺町東入るで、交通検問をしていた同署の男性巡査(23)に徒歩で近づき、包丁(刃渡り約16センチ)で背中を刺した疑い。現場にいた別の警官3人が、すぐに岡本容疑者を取り押さえた。巡査は耐刃防護衣を着ており、けがはなかった。 調べに対し、岡本容疑者は「包丁は自宅から持ち出した」と供述。刺した際の衝撃で刃先が約1センチ欠けており、同署は岡本容疑者が殺意を持っていたとみている。岡本容疑者は当時酒を飲んでおり、呼気1リットル中0・25ミリ・グラムのアルコー