ワッフルズの飼い主のデレク・リウさんは言う。「猫はエキセントリックな生き物」「1日中風呂場に座ってトイレの水をじっと眺めている猫もいる。猫は飼い主が思ったような反応をしてくれるとは限らない。来たければ来るし、来させたいと思っても来てくれない」 ネットで猫の存在感がこれほど大きいのはそれが究極の理由かもしれない。風変わりな執着心があって奇妙なことに関心を持ち、社交性の薄い不可解な引きこもりの個体。「インターネットの前でほとんどの時間を過ごす人たちとの共通点は多い」とデジタル戦略に詳しいジョシュア・グリーンさんは解説する。「デジタル世界の中心に猫がいるのは、そこに住む人たちと文化的なつながりがあるから」 犬を愛する正真正銘のオタクの立場から言わせてもらうと、これは不公平で不合理だ。犬は忠実な愛すべき仲間だ。これに対して猫は食料源として、そして必要に応じて要求を聞いてくれる相手として飼い主の存在