インターネットを用いた通販による出版物の購入機会が増え、また店主の高齢化、出版物を継続購入する世帯の減退に伴い、地元の小規模書店が次々に別店舗へと業種替え、あるいは姿を消し、そしてコンビニが「街の本屋」を名乗り始める昨今。しかし書店が今もなお、出版物を調達するための重要な存在であることに違いは無い。今回はその書店の売上動向について、先日発売された日販の『出版物販売額の実態』最新版(2016年版)から取得した最新値を元に、状況の精査を行うことにする。 順位変動はいくつか見られるが、去年掲示したデータと大きな変動は無い。【丸善とジュンク堂が合併して「丸善ジュンク堂書店」が出来るそうです......ってええっ!?】でも伝えている通り、丸善とジュンク堂が合併して丸善ジュンク堂書店が誕生し、第2位に収まっているのが目立った動き(前年度分の値が無いのは、前年度は存在していないため)。 一方で書籍販売店