フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィに展開する海兵隊のトラック(2017年5月30日撮影)。(c)AFP/TED ALJIBE 【5月31日 AFP】フィリピン軍は31日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓う武装勢力と同国軍が一週間以上にわたって繰り広げている戦闘により、軍の治安部隊が武装勢力のメンバー89人を殺害したと明らかにした。しかし武装勢力側は人質を取りながら、現在も激しい抵抗を続けているという。 家宅捜索を続ける軍部隊に従軍取材しているAFP記者によると、南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)市内で31日朝、イスラム過激派組織「アブサヤフ(Abu Sayyaf)」のメンバーが、取り残されている住民に紛れて潜伏する地区を狙い、戦闘ヘリコプターが繰り返しロケット弾を撃ち込んだという。 軍とアブサヤフの衝突は先週23日に発生。アブサヤフのメンバー