ときどき「昔のインターネットは良かった」という呟きや記事を目にする。 一瞬、確かにそうだったと思う。このブログでも昔のインターネットの思い出を何度も書いてきた。でも、もう少し考えてみると一概にそうとは言えない気もしてきた。 いや、確かに昔の方が良かった(=今のインターネットはひどい)と思える事実は確かにある。まず浮かぶのは商業主義の行き過ぎによりノイズが多すぎること。Googleで何かを検索しても「いかがでしたか?」で終わる量産型の記事ばかりヒットするだとか、いたる所に広告が多すぎるとか。このあたりは「インターネットは儲かる」といった考えが広まりすぎた結果な気がする。 並んでよく見かけるのは特定のSNSへの一極集中化、そして中央集権化による弊害である。まったく異なる文化圏の人たちが同じ壇上に並んでしまい意図しない拡散のされ方をして殴り合いを続けるといった様や、巨大なテック企業による不条理な