9月から始まった米テレビ界新シーズン(2015-16年シーズン)でちょっとした異変が起きている。高視聴率獲得に期待が寄せられたものの不発に終わった新番組の寿命が従来に比べ飛躍的に述びているのだ。近年、視聴率が浮揚しない新番組は3-4エピソード終了あたりでキャンセルされるのが常だったが、新シーズンでは各ネットワークテレビ経営陣が7-8エピソードが放送されるまで様子を見ているのが現状だ。 地上波テレビネットワークが放った新番組の中で初のキャンセル番組となった『Wicked City(ウィケッド・シティ)』は、初回こそ広告主が重要視する視聴者層(18-49歳)の視聴率が0.9%(視聴者数330万人)とギリギリ合格点をクリアーしたものの、2回目は同0.7%(240万人)、3回目が0.4%(169万人)とみるみるうちに視聴率が下降。しかし、番組が打ち切られるまでに9エピソードが放送された。ちなみに、