いろんな現場でタイミングは大事 複数人でいっしょに仕事するときは「息を合わせる」必要があります。タイミングの共有と言い換えることもできます。 たとえば大都市シカゴの病院を舞台にした有名ドラマでは、患者をストレッチャーから処置台に移す際、”On my count, 1, 2, 3!”と医師が声をかけていました。持ち上げ動作は3カウント目。ナースや救急隊員との共通理解がキビキビした動きにつながり、ドラマの緊張感を高めていました。 あるいは、もしあなたが合唱隊の指揮者として4拍子の楽曲を振るとしたら、おそらく「1、2、3、ハイッ!」と歌い出しのタイミングを指示することになるでしょう。リハーサルで念を押しておかないと、ずっこける人が出るかもしれません。 「いっせーのせ」(東日本)や「さんのーがーはい」(九州の一部)など、重いものを持ち上げる掛け声は地方によって大きく異なるといいます。こうした違いは