普段何気なく使っているLANケーブル。使用するケーブルの規格や長さ、端子の配線などについて、さまざまな制限が規定されているが、そもそも規定外の使い方をするとどういった問題が発生するのかご存じだろうか。実験で明らかにした。 「LANケーブルの仕組みを理解して自作せよ」で述べたとおり、10/100/1000BASE-Tでは使用するケーブルの規格や長さ、端子の配線などについて、さまざまな制限が規定されている。では、誤って規定外のネットワークを構成してしまった場合、どのような現象が起こってしまうのだろうか? 実験で明らかにしてみよう。 実験1「より対線のペアを間違えたら?」 UTPケーブルでは信号線のペアをより合わせることでノイズの影響を抑えている。それでは、ペアをより合わせないとどのようになるのだろうか? そこで、わざと信号線のペアがより合わないようにコネクタを配線したケーブルを作成し、このケー