自民党の河井克行氏(広島3区)と妻の河井案里氏(参院広島)が公の場で姿を見せなくなってから、間もなく2カ月となる。複数の支援者によると、克行氏の陣営が新春の恒例としてきた広島市内での政治資金パーティーの案内も、ことしは届いていない。「電話がかかってきた」との証言は増えているが、政治活動を本格的に再開する時期は見通せない。 「ことしはまだ、開催の案内はないねえ」。克行氏の自民党支部と後援会が開く政治資金パーティー「合同新年交歓会」に毎年、出席してきた支援者の一人は明かす。別の関係者は「他の国会議員からは届き始めている。克行氏からも例年なら、年末か年明け早々に届いていた。今回は中止だろうか」と気をもむ。 克行氏は初入閣から51日目の10月31日、法相を辞任した。7月の参院選広島選挙区(改選数2)で初当選した案里氏に、「政治とカネ」の問題が浮上したのが引き金だった。夫妻はその後、国会にも出席せず