ズーム全域でF4のため約426グラムと軽量なこのレンズは、定評のあるカールツァイスのT*(ティースター)コーティング、非球面レンズ5枚、EDガラス1枚を用いたぜいたくな仕様となっている。スペックだけでなく外観も魅力的だ。SEL2470Zの外観デザインは他のツァイスレンズシリーズ(Aマウント含む)とほぼ同様。マウント部分のくびれを除いて、鏡筒部分はストレート基調にデザインされている。シャープでクールなイメージを醸しだすことに成功しているが、何本も並べてみると、ぱっと見どのレンズか判別つきにくいこともあるのも事実だ。 α7RにSEL2470Zを装着してあちこち撮り歩いた。貸出機のα7Rにはストラップを通す三角環がなかったため、ストラップなしのまま持ち歩いたが、ボディとの合計重量が1キログラム以下なので、落下させる心配も少なく、疲れを感じることなくグリップをホールドして撮影することができた。これ