2021年7月27日のブックマーク (5件)

  • 空木春宵『感応グラン=ギニョル』ここだけのあとがき : Web東京創元社マガジン

    2021年07月27日17:00 by 東京創元社 空木春宵『感応グラン=ギニョル』ここだけのあとがき カテゴリSF 感応グラン=ギニョル (創元日SF叢書) デビューから9年目にしてようやくの作品集刊行――などと書くと、さもその間ずっと刻苦勉励していたのだろうとか、千辛万苦を経てきたのだろうと想像してくださる方も多いかと思うのですが、実際には単に私事の都合で書けない状態が続いていたということが大きく、また、その当時の苦労話をここで書いても退屈なだけかと思いますので、休眠期間中のお話はさておき、全然別のことを書きます。 身体という、不可思議で厄介なものに関するお話です。 痛みにまつわる表現が苦手です――と人にお話しすることがたまにあるのですが、そうした際、(特に自作を読んでくださった方からは)大抵、意外だと言われます。痛みを抱えた人物のことや、血みどろの残酷なお話ばかり描いてきたからでし

    空木春宵『感応グラン=ギニョル』ここだけのあとがき : Web東京創元社マガジン
  • 観光荘のうな重 成層圏に到達 松工生と協力 11月本番 | 地域の話題 | 株式会社市民タイムス

    ウナギ料理の観光荘(岡谷市)がこのほど、うな重を宇宙の手前にある成層圏(上空30キロ)へ気球で打ち上げることに成功した。11月には松市の松工業高校の生徒と協力して、うな重を打ち上げ、その様子を気球に積んだ360度カメラを遠隔操作して撮影する。 今回はプロジェクトのPR、高校生との打ち上げに向けたデータ収集を目的に実施した。7日に福島県南相馬市から気球を打ち上げ、うな重は1時間22分後に33・9キロの最高高度に到達した。うな重は同県沖に着水し、関係者が味わった。 生徒からリクエストされた最高高度に到達する時間、うな重の揺れなどのデータも収集できた。生徒は今後、地表と気球を結ぶ通信システムの開発を進める。11月の打ち上げは校庭で気球を放つ当初の予定を変更し、海に着水できる地点で行う。費用はクラウドファンディングでまかない、募集から2週間で目標額の26%が集まっている。 観光荘の宮澤健社長は

  • 『トム.ハレルと統合失調症のこと。』

    ご存知の方も多いと思うのですが、トム.ハレル氏は妄想型統合失調症をかれこれ40年ほど抱えています。どうも精神疾患っていうと物凄くネガティブな感じになってしまうのですが、実際に接してみるとそれは偏見なのではないか、という感じを強く持つようになりました。この手の病気は千差万別なのでひとくくりにすることはできないので、これはトムさんのケース、ということになるのですが。 トムさんに限って言えば、内面は極めて純粋で物凄くインテリジェントです。音楽の話だったらいくらでもできる。調子が良いと延々と止まらないくらい色々なことが出て来るし、ユーモアのセンスだって凄くあるんですよ。テレビやラジオのインタビューにも対応できるし、人の内心では積極的に言いたいことも沢山あるみたいなんです。が、彼自身は病気をコントロールできないから何かのきっかけでぷつっと遮断されちゃう、みたいな感じになっちゃうんです。病気の影響も

    『トム.ハレルと統合失調症のこと。』
  • 言葉の「手垢」に目を凝らす|『まとまらない言葉を生きる』刊行記念対談|荒井裕樹×はらだ有彩|かしわもち 柏書房のwebマガジン

    5月に刊行された文学者・荒井裕樹さんの著書『まとまらない言葉を生きる』の帯には、「テキストレーター」として活躍中のはらだ有彩さんによる推薦の言葉が並んでいます。 強くて安全な言葉を使えば、簡単に見落とすことができる。 だけど取り零された隙間に、誰かが、自分が、いなかったか? 直接の面識のないお二人ではありましたが、荒井さんから「ぜひ一言御礼を伝えさせてください。ついでに軽いお話でも……」と打診をしたところ、「私もぜひ一度ご挨拶したいです!」とはらださんもご快諾。今回の対談が実現しました。 お二人は日々、何を考えながら書いているのか。はらださんは帯文にどのような思いをこめたのか。そして私たちは、社会の理不尽にあらがうためにどのように声を上げていけばいいのか。「軽いお話」だったはずが、どんどん掘り進んでいった議論の過程を、前後編でお届けします。 [構成=天野潤平] 「テキストレーター」とは?荒

    言葉の「手垢」に目を凝らす|『まとまらない言葉を生きる』刊行記念対談|荒井裕樹×はらだ有彩|かしわもち 柏書房のwebマガジン
  • 「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

    「竜とそばかすの姫」を見た後、はらわたが煮えくりかえっていた。 仮想テクノロジーによる没入型SNSという「サマーウォーズ」のアップデート、家庭内、社会内で孤立する若者を描いた「おおかみこどもの雨と雪」の延長線、何より「時をかける少女」との演出的な相似性。これまで氏の作品を見続けてきた者として、作を総決算として見るのは非常に容易だ。むしろ細田守監督もそのつもりで作に向き合っているのだろう。 【動画】「竜とそばかすの姫」予告編 結果、作は市場が求めていた細田映画の再来として好調なスタート。細田史上最大のヒット作になるとの予想も出ている状態だ。だがそれと同時に逆の集大成――すなわち、過去作でも度々言及されてきた細田作品の負の側面、すなわち「社会システムへの根的な不信」、それを原因とする「脚の致命的な欠陥」。加えて結果として出力されたものが受け手側に示す「歪んだメッセージ性」があらためて

    「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース