山口県岩国市の山陽自動車道玖珂―岩国インターチェンジ(IC)間上り線で23日夜、軽自動車が逆走し、運転していた岩国市本郷町本郷、無職増野義雄さん(82)が死亡した事故で、増野さんの軽自動車が事故直前、同市の関戸トンネル内中央部付近で非常駐車帯からUターンするところが監視モニターで確認されたことが、西日本高速道路中国支社への取材でわかった。 山口県警高速隊は、道交法違反(通行区分違反)容疑でなぜUターンしたのかなどを調べている。 県警によると、増野さんは追い越し車線を約8・5キロ逆走、岩国ICの西約6キロ地点で中型トラックと正面衝突したという。増野さんは途中で大型トラックと衝突するなどしており、この逆走により、計8台が絡む事故が6か所で起きた。 増野さんの車と衝突した大型トラック運転手の坂辺聖蔵さん(40)(岡山市北区)は「追い越し車線を走っていたら、前から軽自動車が向かってきた。急いでハン