道内の新型コロナウイルスの新たな感染者は、道の緊急事態宣言や道民の協力などの効果で、一時より少なくなった。だが、道内の発症者を調査分析する札医大医学部の當瀬規嗣(とうせのりつぐ)教授(61)=細胞生理学=によると、3月中旬すぎから欧米などからの帰国者の発症者が散見され「1月末~2月上旬の中国からの第1波に続き、第2波が来ている恐れが強い」と指摘する。このため「感染拡大防止のための行動自粛を緩めずに、今しばらく続けてほしい」と注意を呼びかけている。 【動画】キッチンペーパーで簡易マスクを作ってみよう 當瀬教授は、道などが公表する新たな感染確認者の情報から、感染症の症状が表れた「発症日」ごとの感染者の数を、感染拡大の発端となる可能性がある「感染経路不明者(発端者)」と、発端者から感染したと思われる「濃厚接触者」の2種類に分けて独自に集計し、感染の広がりを分析した=グラフ=。 公表された情報で発