生に関するrunt_ncのブックマーク (276)

  • ねこが20.5歳になった

    (追記しました) 前回のご報告(https://anond.hatelabo.jp/20200620124348) に引き続き多くの方々から増田のねこに対してあたたかいお言葉をいただき、とてもうれしく思います。ありがとうございます。また、増田と同じようにブクマカのみなさまと共に暮らしている高齢のねこさまいぬさまが、これからも穏やかに過ごされることをご祈念いたします。 ちぐらねこじゃすりについてのコメントがいくつかありましたので、若干の補足情報を追記したく思います。 ちぐら(http://www.nekochigura.com/) なかなかよいお値段ですが、増田が7年前に購入したものはまだまだ美しい佇まいを保っていますし、かぐわしい藁の香りもねこ臭に負けず残っています。一時期は5年待ちといった記載もされていましたが、今はわりとすぐ届けてくれるようですね。作ってくださった方のお名前がタグに

    ねこが20.5歳になった
  • 3年前の私へ。 あなたは死なずに3年後も生きているし、 3年後も同じ会..

    3年前の私へ。 あなたは死なずに3年後も生きているし、 3年後も同じ会社で仕事をしている。 この増田を書いて数ヵ月後、 あなたが尊敬できなかった上司はその怠惰さのせいで地雷を踏み抜いて訴訟沙汰を起こし、職場が分かれてもう3年顔を見ていない。 その余波で、あなたも勤めるオフィスが変わり、周りの人もほぼ別人になった。 あなたが大嫌いだった人とも、今や一年に一度顔を会わせるかどうかというところだ。 オフィスが移ってからも、しばらくあなたは誰のことも信用できずにいるけれど、なんとか少しずつうまく付き合えるようになってきた。 あなたのしてきた仕事は少しずつ形になり、あなたの持つささやかなスキルは職場で役割を得始めている。 通勤時間は30分伸びたけど、あの頃よりずっと朝起きやすい。 あのとき荒れ放題だった部屋は友人を招ける程度に片付いている。 ストレスと薬の副作用で20kg増えた体重は、ほんの少しの努

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  • 「気の迷いで電車に飛び込みがちな日」の話

    私は鉄道業界で働いている。 経験上、「今日は人身事故がありそうだな」と言う日はある程度決まっていると思う。 ちょっと明日辺りは人身事故が多発しそうな気がするので、自分が思う「気の迷いで電車に飛び込みがちな日」の特徴を説明したい。 頭の片隅にでも覚えておいてもらって、気の迷いでふらっと死んでしまわないように気をつけてもらいたい。というか頼むから電車止めないで。 1.寒い とにかく寒いときは人身事故が多い。 寒いと気が滅入る。気が滅入るとマイナス思考がちになって目の前にある電車に突発的に……という流れだろうか? 私は飛び込んだことがないのでわからないが。 2.前日との寒暖差が激しい 特にこの時期多いやつである。 機能まで平年より暖かかったのに急に冷え込んだな……と思っていると案の定電車が止まる。 そういう日は特に人身事故が起こりそうな予感がするので、乗務員的には「やっぱり飛び込みましたか……」

    「気の迷いで電車に飛び込みがちな日」の話
  • きょうだい児だけど結婚したい話

    結婚を考えている相手がいる。 都内の職場で恋に落ち、しばらくして同棲し、時々どちらが皿を洗うかでケンカしながらも、それなりに暮らしている。 しかしこの結婚には大きなハードルが1つある。 1人で抱え続けるのも少し疲れたのでちょっと聞いていって欲しい。 それは私がきょうだい児であること。 兄弟姉妹に障害を持つ人がいる人のことをきょうだい児と呼ぶらしい。 私は2人兄妹で、5歳上の兄が生まれつき軽度〜中度の知的障害を持っている。 関西の実家で両親と3人で小さな家に住んでいる。 簡単な読み書きは出来て、なんなら私より綺麗な教科書通りの字を書く。 電車が好きで、休みの日には色鉛筆を駆使して私鉄の電車の絵を描く。 普段は一般企業の障害者雇用枠で働いていて、実家から毎日電車に乗って通勤して、多くはないが毎月給料を得ている。時々会社から製品の割引クーポンが送られてくると家族に分け与えてくれる。 父とサッカー

    きょうだい児だけど結婚したい話
  • 【追記あり】親友には絶対に恋愛のこと話さないといけないの?

    https://anond.hatelabo.jp/20201129032737 こんにちは。増田友達側で、式後に遠回しに「親友だと思ってたのに!」をされた女です。 私には親しい友達が何人かいて、それぞれの出会いはこんな感じ。 ・幼馴染のA(小学校から高校の同級生) ・趣味繋がりのB(大学時代にネットで出会った) ・仕事関連のC(新卒で入った会社の同期。今はそれぞれ別の会社で働いている) A〜Cと会う頻度はほとんど変わらず、強いて言えば趣味のアツいシーズンはBとの連絡が増えるかな、というくらい。3人とも同じくらい好き。でも、Aには話していているけどBには言っていないこと、Bは知らないけどCは知っていること、Cには言っていないけどAは当たり前に知っていること……はそれぞれある。 例えば、Aとは学生時代の思い出話や家族の話はするけど、趣味仕事の話はほぼしない。Bとは趣味の話で盛り上がるけど

    【追記あり】親友には絶対に恋愛のこと話さないといけないの?
  • 親友だと思っていた子の結婚式に行ってから眠れなくなった

    タイトルの通りである。 まず私は女だ。そして親友(だと思ってた)も女性だ。 彼女とは中学から付き合いで、私立中学で1年で同じクラスで隣の席で最寄り駅も隣でアニメ趣味も一緒であった事もあり、すぐに仲良くなった。 エスカレーターだったので中学から大学まで一緒で、一緒のクラスになったのは1年だけだったけど、ほぼ毎日一緒に一緒に行って一緒に帰った。 大学を卒業して社会人になっても、仕事帰りに会ったし休日遊んだし、旅行にも行った。 “親友”という単語は一度も使った事がなかったけど、私は彼女の事を親友だと思っていたし、彼女からそう思われてるとも勝手に思っていた。 自体が変わったのは去年の夏。当日私が強烈にどハマりしていたアニメの最終回が放送されている最中に彼女からラインがきた。今日最終回放送で私がそれをすっごく楽しみにしている事も彼女には言っていた。 だからきっと最終回についての実況的な内容だと思って

    親友だと思っていた子の結婚式に行ってから眠れなくなった
    runt_nc
    runt_nc 2020/11/29
    割と似たような経験あるけど、俺はもう会わないと決めたからなぁ。また会う予定があるっていう辛さは想像が及ばない。「これまで通り」を求められているのだろうことは判っても、そんなの無理な話だよねぇ。
  • あーだめだめ

    ところどころ正しいのに所謂「種の保存」的な理解をしているせいで変な解釈になってる。 Re: 滅び/女王殺し一部は正しい(「複数の女王の血統からなるコロニーでは女王殺しが行われないのに対し、単一の女王の血統のみからなるコロニーにおいては女王殺しが起こりやすい」とか)。 女王殺しはなぜ起こるか、未だすべてが明らかではないが、わかっている部分を説明しましょう。 まず学校で習った血縁選択を思い出してください。 ハチのような半倍数性の性決定様式では、(同母同父の)姉妹との血縁度は0.75で、自身の息子・娘との血縁度0.5を上回りますね? つまり自分が子供を産むより自分の姉妹を増やしてもらった方が進化的にお得なワケです。 ゆえに一見適応度が低そうなワーカー(働き蜂)形質も、包括適応度でみれば適応的な形質と言えるでしょう。 しかし、オス(ドローン)はちょいと違います。女王とその息子の血縁度は0.5ですが

    あーだめだめ
  • スズメバチのコロニー/システムとしての死

    スズメバチは一年間のサイクルを繰り返す。つまり、女王が生まれ、女王が巣を作り、滅びる。これを繰り返すのである。 いやしかし滅びるってなんなんすかという話であって、勿論字義通りスズメバチの巣は最終的に滅びるんですけど、その時に一体何が起こってるのかについてはあんまりよく知らない人もたくさんいると思うわけです。実際のところ、スズメバチの巣が滅ぶ際には色々常識を超えた現象が起こっています。 巣が設置されて発展するまで 女王蜂が巣を作り始めるのは四月とか春の時期で、まあ色々とその時にも障害があります。そもそもきちんと巣を作ってコロニーを形成できる女王は複数いる女王の内の数%程度に過ぎないという説もあるくらいで、巣作りが失敗する理由としては、例えば純粋に病気とか栄養不足のほか、天敵に狙われてしまう場合など色々あります。原理的にコロニーを形成したスズメバチには殆ど天敵はいないのですが、つまりは翻って言

    スズメバチのコロニー/システムとしての死
  • やっぱり日本には安楽死は早すぎた

    っていうと主語が小さすぎるかもしらんけどな 「選択的」夫婦別姓なのに「野比」しずかに疑問 - Togetter 選択的夫婦別姓に関するこういう反応見ると やっぱ日には安楽死は早すぎると思うわ 姓を選ぶということは個人の選択の問題であり 他人にとって、隣人がご飯派かパン派かくらいどうでもいい話のはずだ だが、新しい「選択肢」が増えたとき、その選択肢を選ぶ人間は賢く先進的な人間で、逆に旧来からある選択肢を選ぶ人間は愚かで旧い人間だと考える人は驚くほど多い このTogetterについたブコメはTwitterの民度について言及しているものが多いが、残念ながら主語が小さい はてなでもつい最近「側の姓にしたというだけで好感度すごく上がる」という差別的なブコメがトップコメントになってるの覚えてるからな 姓だけじゃない 「自由に住む場所を選択できる社会で地方に住み続けている人間」 「自由に進学でき

    やっぱり日本には安楽死は早すぎた
  • クリスマスの思い出

    2000年の12月24日、父が死んだ。バイクでの事故だった。当時の私は8歳だった。 あまり良い家庭とは言えない家に育って、家族の仲は悪かった。今でも母も父も嫌いで仕方がない。両親は反対を振り切って私を生み、親戚らには関わらないようにしていた。父は酒を飲めば私や弟に暴力を振るったし、母はただ静かに泣いていて解決をしようとしないだけの人間だったような家だった。4人暮らしの6畳1間のアパートの壁は経年劣化だけじゃなくて父が暴れた際の傷でいっぱいになっていたのを覚えている。 最近見つけた、7歳の時の作文には父が知らない女に金を使い旅行に行けなかった悲しみが綴られていた。その時の女は私が学校から帰ってきたら父と何やらしていたのが印象に残っていて、大人になってからそれが明確な不倫だと知った。 酔っていない時の父は寝ているか、二日酔いで吐いているかのどちらかだった。 8歳のクリスマスが近づいて、今年のク

    クリスマスの思い出
  • WEB特集 “小説家”北野武「一人で生きて、一人で死んでくんだよな」 | エンタメ | NHKニュース

    あの北野武さんが今、事もそこそこに「小説」を書きまくっている。最新作は子どものころから青春時代までを振り返る私小説とのこと。 3つの時代の先端を駆け抜けてきた“世界のキタノ”も73歳、社会を覆うコロナ禍にあって、人生を振り返り“旅支度”を始めているのでは。そう思ってお話を聞いたのですが…。 (アナウンサー 桑子真帆 / 「おはよう日」ディレクター 加藤麗 / ネットワーク報道部記者 秋元宏美)

    WEB特集 “小説家”北野武「一人で生きて、一人で死んでくんだよな」 | エンタメ | NHKニュース
  • 母ちゃんについて書く

    ここのところ母ちゃんがまた意味不明な甘えを察してとやっていて非常にモヤッとするのでトラウマ含めて整理のために書いとく モヤッとするけど母ちゃんにどうあって欲しいか自分がどうしたいかは 『母ちゃんに幸せな老後であって欲しい』のはずだから母ちゃんにちゃんと伝えなきゃね 母ちゃんが健康に過ごせる時間がたくさんありますように。母ちゃんと幸せな時間が過ごせますように やたら料理にこだわるところワイさんが幼児だった頃、母ちゃんは20〜23歳だった 母ちゃんの身内曰く、家で料理料理の手伝いをする人では母ちゃんはなかったそうだ そんなもんでハタチそこそこだった母ちゃんが面倒な時・疲れたのヘビロテメニューがそれはそれは酷かった ワイさんの幼児期のヘビロテトラウマメニューを記す すき焼き味のふりかけご飯にバター 以上(ドン!卵かけご飯o r 目玉焼き、ソーセージ 以上 ほか弁の のり弁 白身魚抜きorちくわ

    母ちゃんについて書く
  • 合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお

    自分が10~20代の頃に、両親がパソコンを使えない、ケータイでメールが出せない、スマホが使えない、という姿を見ていて漠然と「そんなもんか」と思っていたけれど、自分自身が30代半ばになってちょっとその感覚が分かる気がしてきた。 「年老いてくると単に理解力が下がる」のような個人の能力の問題かと特に深く考えずにイメージしていたけれど、そう単純じゃない気もしている。「自分には必要ない」と思って「新しく出てきた何か」に適応するのをしばらくサボっていると、いきなり従来利用してきたものが消滅して途方に暮れる。出てきた当初からちょっとずつ適応していれば、(スロープとまでは言わないにしても)階段を少しずつ上っていくように習得できても、いきなりその階段も消滅して目の前に崖が現れる。崖を登ろうとちょっと試みてみるけれど、無理すぎて諦めざるを得なくなる。 iPhoneというかiOSも、最初に出てきたときはアイコン

    合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお
  • 派遣に告られてびっくりした (30歳男性)

    当時30歳 大手IT勤務 社内でも学歴は高いし、エリートと言われたらエリートなんだろう。 入社5年でチームリーダーを任されてるし、自分で言うのも何だが、仕事は出来る方だと思う。一応上司からは目にかけられて、それなりに出世街道に乗ってるみたいだし。 ただ、見た目は悪い。身長は低いし、胃腸が弱くてヒョロガリだし、顔も自分で言って悲しくなるが醜面だ。性格も社内では取り繕っているつもりではあるがコミュ障だと自負してる。それに服や髪形も大学院に入ったあたりから気を使い始めたくらいで、それらも基的に自己流だから、あんまりセンスは良くない。分かってはいるが、それらにあまりお金や時間をかける気にもなれない。 ここまで書いたら分かると思うけど、今まで一切と言っていいほど女性と縁がなかった。正直、当然だと思う。身を整える前、会社に入る前は見た目も振る舞いもキモオタそのものだったし、会社に入ってからもアニメや

    派遣に告られてびっくりした (30歳男性)
  • 不労所得で生活していたけどサラリーマンに戻った話

    昔からサラリーマンは無理だと思っていた。 小さい頃から集団行動が苦手で、通信簿にはよく「協調性がない」と書かれていた。 サラリーマンになることなく生きていくことを強く意識し始めたのは高校生の頃で、どうすれば実現できるかを考え、情報工学に進むことを決めた。 大学生の頃にいくつかWebサービスを作ってはいたが、べていけるほどの収益はあげられず、結局サラリーマンとして就職した。 就職先は幸運にもホワイトな企業で、それなりに楽しく働いていた(技術職ということで技術に没頭できるのも良かった)。 とはいえツラいこともあり、何より人間関係が億劫に感じ、自前のサービスを作ることはやめなかった。 そんな中、サービスがちょっとだけ当たり、毎月10万円くらい入ってくるようになった。 10万円では生活できないが、もともとスキマ時間で開発していたものなので、フルコミットすれば売上を伸ばして生活もできるのではないか

    不労所得で生活していたけどサラリーマンに戻った話
  • 未解決「岩手少女殺害事件」を追い続けた一人のジャーナリストの死

    「捜査するジャーナリスト」と呼ばれた黒木昭雄さんの死から10年。黒木さんが最期まで追い続けた「岩手少女殺害事件」、直前まで一緒に取材をしていた長野智子さんが、その真実に迫ります。

    未解決「岩手少女殺害事件」を追い続けた一人のジャーナリストの死
  • 文鳥

    家にやってきた文鳥 ・生後二か月 俺を見るとギャンギャン騒ぐ。 ・セピア色で野鳥っぽい。 ・濡れると猛烈に鳥くさい。 家に慣れてきた文鳥 ・筋トレ後に放鳥のルーチン。 ・そのせいか筋トレ中、必ずカゴにへばりついて凝視してくる。 ・チビで成鳥になっても18g。少々気になったが獣医曰く個体差。 ・握り文鳥なるものを知ったが断念。逃げる。 ・手より肩が好き。濡れると相変わらず鳥くさい。 家が大好きな文鳥 ・歌ったり踊ったり忙しい。 ・ご機嫌かと思えばブチ切れ、育てている豆苗に当たり散らす。 ・放鳥中に寝落ちした際、首元で一緒に眠ってる時もあれば的確に瞼を噛んでくるときもある。 ・濡れると相変わらず鳥くさいがまあ慣れた。 家を去った文鳥 ・止まり木撤去。じっとしてる時間が多くなった。 ・ある日起きていつも通り声を掛けようとしたところ、ケージに入れてた豆苗の隣で横になっていた。 ・初握り文鳥達成。両

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  • 「母子の命守る信念の人」熊本県内関係者悼む声 「ゆりかご」慈恵病院・蓮田理事長死去 | 熊本日日新聞

  • 「人に迷惑をかけるな」という呪いと自助社会の絶望感

    書こうか書くまいか散々悩んだ結果、やはり書こうと思う。 なぜ、悩んだのか? 一つには、何から書いていいか分からないほど、「絶望」に近い感情を抱いたこと。そして、もう一つは、どうしたら伝えたいことが伝わるか、最善の方法が見つからなかったからだ。 が、今書いておかないと後悔しそうなので、書きます。 テーマは「人さまに迷惑をかけるな!」といったところだろうか。 まずは、遡ること14年前に起きた、忘れることのできない“ある事件”からお話しする。 2006年2月1日、京都市伏見区の河川敷で、認知症を患う母親(当時86歳)を1人で介護していた男性(当時54歳)が、母親の首を絞めて殺害した。自分も包丁で首を切り、自殺を図ったが、通行人に発見され、未遂に終わった。 男性は両親と3人で暮らしていたが、1995年に父親が他界。その頃から、母親に認知症の症状があらわれはじめる。一方、男性は98年にリストラで仕事

    「人に迷惑をかけるな」という呪いと自助社会の絶望感
  • 10年かけて父は死んでいった

    私が30歳の時に両親が離婚した。 その10年後、夫の後から連絡がきた。脳出血で倒れ、高次脳機能障害と静脈瘤を患い、あなたに会いたいと言っているから来てくれないか。 両親は長いこと仲が悪かった。あとから振り返れば「仲が悪かった」の一言で済むが、私が10歳の時から30歳になるまで、子供の前ではまともに口をきいていなかった。年金や借家の更新手続きなどはすべて娘を介してやりとりが行われた。娘の立場としては別れて当然だと思っていたが、よくある「が働くことをよしとしない夫」と「専業主婦を望まれて家庭に入り、まともに職歴のない」の組み合わせが崩壊すると、子供を養ってはいけなかったのだろう。 そして父には恋人がいた。愛人と称するべきなのだろうが、どうもなじまないので恋人とさせていただく。母によれば、口を利かなくなる前に、離婚歴があり一人で子供を養っていて立派だと、よく話していたそうだ。となると私が1

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