ノーベル文学賞を受賞したチリの詩人で駐フランス大使(当時)のパブロ・ネルーダ(Pablo Neruda)氏(1971年10月21日撮影、資料写真)。(c)AFP 【4月8日 AFP】南米チリで7日、1973年に死亡した、ノーベル文学賞受賞の詩人パブロ・ネルーダ(Pablo Neruda)氏の遺体掘り返し作業が始まった。ネルーダ氏はがんで死亡したとされていたが、毒殺された疑いが浮上し、死因究明のため掘り返されることになった。 1971年にノーベル文学賞を受賞した左派詩人のネルーダ氏は1973年、当時のサルバドル・アジェンデ(Salvador Allende)大統領の社会主義政権に対するアウグスト・ピノチェト(Augusto Pinochet)陸軍司令官(後に大統領に就任)の軍事クーデターから、わずか12日後に死去した。これまでネルーダ氏の死因は前立腺がんとされてきた。 だが2011年になって