ひがなエリック・サティと格闘。少し調律が狂ったピアノはかえって好い感じ。ただ指を動かすだけならともかくとして、あのとぼけた感じ――とは小生が勝手に抱いている印象ですが――を醸しだすのは難しい。 脳裏にのこる何人かのピアニストの演奏を頼みにするも、脳裏でそれを聴くことができることとそのように自分が演奏できることとは当然のことながらまったく別のことであることよ。ましてやその脳裏の片隅にいつもこの写真(→)が並んでいるとあっては。 だた、サティがどこかに書いていたように、聴くよりも弾くほうがたのしいというのはホントウである(たとえどんなに下手であっても)*1。 *1:いや、ロラン・バルトだったか。あるいは両者だったか。