プレナス(福岡市)が展開する弁当チェーン「ほっともっと」の店舗数が「本家かまどや」(神戸市)を抜いて業界1位になった。プレナスの離脱でトップから昨春転落した「ほっかほっか亭総本部」(東京)は3位のままだ。 各社が明らかにした7月末の店舗数は順に2332店、2265店、1390店。ほっともっとは昨年5月の離脱時より322店増えた。本家かまどやとほっかほっか亭は増減数を示していないが、オーナーの高齢化や店舗建て替え、業界の競争激化で閉店が多かったと見られている。 プレナスは、ほっかほっか亭総本部の親会社ハークスレイ(大阪市)の営業圏だった関西や中国地方への出店攻勢を強めている。 本家かまどやはもともと2位だったが、最大手だったほっかほっか亭の分裂で、漁夫の利でトップに浮上した。2位に落ちても「独自のペースでいく」と静観の構えだ。 ほっかほっか亭はプレナスの地盤の九州・山口に昨年5月以降