全国学力テストの正答率や東京大学合格者数で毎年上位にランクインする北陸三県。大都市圏から離れた地方で、なぜこのような実績が出るのか。つねづね疑問に感じている人は多いでしょう。今回は、頭のいい子供を育む北陸三県の“秘密”に迫ってみました。 ■ほぼ公立校だけで上位に食い込む まずは今年のデータの確認から。2018年の全国学力テスト正答率は石川県が1位で66.8%。福井県が3位、富山県が4位と続いています。14年から18年にいたる5年間の東大合格者数平均値は富山県が6位で石川県が7位、福井県が23位となっています。 上位は東京都や奈良県、神奈川県など有名私立進学校があるところばかりで、「ほぼ公立校だけで上位に食い込んでいる」のが北陸三県の特徴です。 学力テスト正答率東京大学合格者数 次に北陸三県の子どもたちの特徴を見てみましょう。学力テスト同様に上位を占めているのが小学生新聞購読率で、1位は福井