みなさんこんにちは、 表現者クライテリオン編集長、 京都大学の藤井聡です。 ここ一月あれこれと編集して参りました クライテリオンの最新刊の特集は、 『安倍晋三 この空虚な器』 https://the-criterion.jp/backnumber/87_201911/ その趣旨は、次のようなものです。 『二〇一二年十二月に始まった第二次安倍内閣は、戦後誰もなしえなかった長期政権を築き上げ、この十一月には憲政史上最長の通算在任期間を達成する。日本国家の命運を握る存在が内閣総理大臣である以上、これだけの超長期政権を築いた宰相はあらゆる角度から「批評」を受ける責務を負う。 かくして本誌は、「政治家・安倍晋三」を改めて「危機と対峙する保守思想誌」の立場から「批評」する特集を企画した。 そして本特集がその「批評」の縁とするのが「安倍晋三・器論」だ。これは、「政治家・安倍晋三」は一つの「空疎な器」なの