UXデザイン部の山田です。 今回はKPIについて、考えてみます。 KPIとは、「Key Performance Indicator」の頭文字を取った言葉で、日本語では「主要業績指標」などと呼ばれます。KPIは主に企業の業績や目標達成度合いを表すための指標なのですが、アクセス解析ツールが世に出だした2000年代の後半あたりから、Webの世界でも注目される考え方になりました。 ただ、経営指標としてのKPIとWebサイトを評価するためのKPIとは、少し考え方が異なります。むしろ、WebサイトにおけるKPIの考え方が特殊なので、その考え方を抑えておかないと、上手くKPIを設計する事はできませんし、もちろんそれを活用したサイト運用もできないのです。 ここでは、まずはWebサイトにおけるKPIの立て方をご紹介します。 KPI設計に関するよくある誤解 KPIは、それ単体では何の意味もないただの指標です。