NTT(持ち株)は、7月13日に行なった社長会見の要旨を公開した。和田紀夫社長は会見の席上で、NTTグループ重複事業の見直しや次世代ネットワークのフィールドトライアルなどについて言及した。 ■ NTTレゾナントとぷららをNTT Comへの子会社に 会見で和田社長は、光アクセスサービスの純増数について第1四半期にNTT東西合計で約66万件となり、累計で400万件を突破したと公表。「前年同期と比較して約2倍のペースで契約件数が増加している」と説明した。 2006年夏をめどに予定されているNTTグループ重複事業の見直しについては、NTTレゾナントやぷららネットワークスをNTTコミュニケーションズ(NTT Com)の子会社とするほか、ISP事業についてはNTT-MEの「WAKWAK」などグループ内のISP事業をNTT Comに移管し、NTT Comのもとで統一的なマーケティング戦略の策定、グループ
先月、韓国済州島で「第2回バイオクラスターズ・アジア」というコンファレンスを開催し、スタチンというコレステロール低下剤を開発した遠藤章博士に基調講演をお願いした。スタチンは現在世界で3000万人が服用し、年間250億ドルを売り上げている処方薬だ。博士は青かびからスタチンを発明し、その功績に対して「日本国際賞」など多数の表彰を受賞したが、このコンファレンスでも韓国政府から国民を代表して謝意を表す楯が贈られた。 「日本生まれ」でも「外国育ち」が多い 遠藤博士によれば、基礎的な発明は日本で取り組んだが、認可を受けるまでの開発過程については、米国の研究者や企業の協力を仰いだという。そこで私は博士に「米国を頼る必要があったのは、日本に創薬の基盤が十分に整備されていなかったからか。そうだとしたら、現在ではそうした格差は解消されたのか」と質問した。 博士からはこんな答えが返ってきた。 「新薬を作ろうとす
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