会社への行き帰りに日本酒を飲みながら運転していた。それも1年間。そして追突事故――。茨城県笠間市の県道で昨年7月31日夜、酒酔い運転で追突事故を起こし、30代の女性に軽傷を負わせたとして、危険運転致傷罪に問われた水戸市の会社員男性の被告(36)の初公判が15日、水戸地裁であり、被告は起訴内容を認めた。検察は「1年間、毎日飲酒運転を続け、常習性は顕著」と指摘し、懲役1年6カ月を求刑した。 検察の冒頭陳述によると、被告は事故の1年ほど前から、出勤と帰宅途中にコンビニで270ミリリットルのカップ酒をそれぞれ2本ずつ購入し、飲みながらハンドルを握った。会社の昼休みにも近くのコンビニでカップ酒を2本買い、飲んでいたという。事故は帰宅時の居眠り運転中に起こり、検査で基準値を大きく超える呼気1リットルあたり0.95ミリグラムのアルコールを検知された。 菱田泰信裁判官が被告人質問で「茨城では車がないと