白熱した昨年のJユースカップ決勝。Jクラブのアカデミーには多くのタレントがいるからこそ、より良い環境整備が必要だ ベルギーからやって来たのは“黒船”なのだろうか。 一昨年から昨年にかけて、「ベルギーの団体がJクラブの育成を格付け」といったニュースが流れたことをご記憶の方もいるかもしれない。そのシステム「フットパス」は昨年秋から本格的に始動し、明治安田生命J1、J2各クラブのアカデミー(育成組織)に対する「監査」が始まっている。このたび、同システムが第一弾の評価を発表したのだが、これが日本の育成を大きく変えるかもしれないのだ。 「フットパス」は簡単に言えば、外部の第三者機関が各クラブから提出された資料の検証と訪問してのヒアリング、そして練習や試合の分析を通じてクラブの育成組織を評価するシステム。ベルギーのダブルパス社が独自に開発し、ドイツ・ブンデスリーガなどで広く採用された仕組みで、クラブの