〔この文章は、推敲された論文ではなく、一人語りを文字起こししたものです〕 『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』『CODE 2.0』『アーキテクチャの生態系』『情報自由論』『思想地図β』のような語彙でアーキテクチャを語れて作れるアーキテクトを増やしていきたい。師弟関係か私塾が有効な人材育成方法だと思ってる。 クライアントと新規事業を企画するときに東浩紀、柳宗理、ジョージ・リッツァ、クレイトン・クリステンセン、野中郁次郎とか引用しながら議論してる。読書会っぽいことをやる場合もある。あるいは本は使わず引用もせず対話のなかでクライアントからコンセプトを引き出す術もある。あの手この手。 アラン・クーパーの『コンピュータは、むずかしすぎて使えない!』は名著だけど、「ゴール・ダイレクテッド・デザイン」系UCD手法は嫌い。なにが「ゴール」だ。そんな「安全」「安心」「便利」「快適」みたいな価値観を追求した結果と