見通しのよいワンルーム空間に、300人弱の研究者のデスクがずらりと並ぶ。彼らが薄緑の作業衣を着ている以外は、ごく一般的な事務所の風景に見える。日清食品ホールディングスが2014年3月に開設した研究所「the WAVE」の執務スペースだ。
スマートフォンもタブレットも使ったことがないが電子書籍専用端末は持っている。知り合いから「この仕組みはイノベーションです」と勧められたからだ(関連記事『あなたがプロなら電子出版で自分を高めよう』)。知り合いは個人が電子書籍をすぐ出版できる点を評価していたが、読むことに限れば紙の本がやはり良いと筆者は思う。 電子書籍に利点は無論あって青空文庫などを利用すれば過去の作家や著述家の作品を簡単に読める。コンピュータを使っているのだから発表当時と同じ正字正仮名で表示して欲しいが、無料か安価で入手できるのは有り難い。 機会があったら読もうと思っていた福澤諭吉の『学問のすすめ』や『痩我慢の説』を青空文庫版で初めて通読した。福澤諭吉を読むきっかけは二つあり、一つはITリサーチ大手のガートナージャパンで社長を務めている日高信彦氏と雑談していた際、日高氏が『学問のすすめ』の一節を引用したこと、もう一つは愛読し
国土交通省は、地方の鉄道の老朽化した橋梁やトンネルなどを長寿命化する工事への補助金を創設した。2013年度補正予算の成立を受けて、3月末までに制度の詳細を固める方針だ。補正予算で国費として9億円を確保したほか、国会で審議中の14年度予算案にも2億200万円を計上している。補助の割合は工事費の3分の1とする方針だ。 補助金の名称は「鉄道施設安全対策事業費補助金」。国交省はJRグループのうち東日本、東海、西日本の本州3社および大手私鉄を除く、主に中小の鉄道事業者を対象とする方向で検討している。自治体にも支出を要請し、鉄道事業者の負担額を工事費の3分の1程度に抑えたい考えだ。 長寿命化するのは鉄道施設のなかでも橋梁などの土木構造物で、経年劣化を解消するだけでなく、例えば橋梁の塗膜が劣化した箇所に重防食塗装を施すなど、長持ちさせるための工事を行う場合に補助する。同省鉄道局施設課によると、老朽化した
「世界戦略」について語りたい。それも、建設業界ではない企業が仕掛け始めたそれだ。建設業界の方々がご覧になるコラムに、一見そぐわないように思われるかもしれない。だが、そのメーンコンセプトが「街づくり」だとしたらどうか。しかもそれが、世界の骨組みを変えようとする――あるいは建設業界をはじめ、あらゆる業界をモジュール化しかねない――ものだとしたら。 具体的には、IT(情報技術)業界のビッグカンパニーである米IBMが2008年末に公表し、いまや全世界の同社現地法人が実行段階に移し始めた「Smarter Planet(スマーター・プラネット)」と呼ばれるビジョンだ。「(ITを活用して)地球規模のさまざまな課題を解決し、地球をより賢くしていく」という説明がされているが、その中身をストレートに言えば、「(世界中の)街づくりは我々に任せなさい」ということである。 Smarter Planetの要旨は、邦訳
先日,学生団体LabITと,IFIビジネススクールで,ブログやメールを活用したコミュニケーションをテーマに,立て続けに講演する機会がありました。 優秀な学生と若手社会人と接して今更ながらに驚いたのは,実名でブログ発信をしたり,先輩諸氏に堂々とメールを出したりできない「ビビリな若者たち」が多かったことです。LabITの会でご一緒したグーグル シニアプロダクトマネージャの及川卓也さんも指摘されていた通り,実名でブログ発信をしなければ検索した時にヒットせず,「存在していないのも同じ」なのです。 そこで,今回は,若者たちが口にした「実名発信できない理由」も紹介しながら,自分を「見える化」する意義と気概について考えます。 グーグル 及川卓也氏 時事通信 湯川鶴章氏 の直言 学生団体LabITが主催した勉強会のテーマは「メールで引き出すベストコミュニケーション」でした。私は第一部の基調講演を務めました
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