東京都の猪瀬知事は、「徳洲会」グループから5000万円を受け取った問題の責任を取りたいとして来年1年間の給料を返上する条例の改正案を都議会に提出していましたが、辞職することを受けて、条例案を撤回する考えを議会側に伝えました。 猪瀬知事は、「徳洲会」グループから5000万円を受け取った問題の責任を取りたいとして、来年1年間の650万円分の賞与を除く1年間の知事の給料と手当を返上する条例の改正案を、都議会に提出しました。 これに対して各会派は、「疑惑の究明が終わっていないのに先に決めることはできない」などとして、今月13日に開かれた本会議では採決せず、継続審議にすることを決めました。 猪瀬知事は、19日に記者会見を開き辞職する意向を表明したことを受けて、20日、条例案を撤回する考えを議会側に伝えました。この条例案は来週の24日に開かれる臨時議会で、猪瀬知事の辞職願いとともに認められる予定です。