ゲームが好きだから教師を辞めてこの仕事を選んだし、今でも楽しいからプログラミングを続けている。現役最年長プログラマー呉 英二氏は、いたって朗らかにそう語った。 30歳からのアセンブラ学習、経営者として続けていく中で生じた悩み、抗癌剤治療。その人生には様々な困難があったはずだが、それを上回る好きなものへの純粋な探究心が呉氏を突き動かして来たのだろう。 自らの代表作『ファーストクイーン』をスマートフォンに移植するなど、今なお新たな取り組みを続けている呉氏のこれまでの人生、そしてこれからの展望についてお話を伺った。 インタビュー: 今田 智子 呉 英二 中学校教諭からゲームプログラマに転身。 30歳で、月間マイコンコンテストにて『ゼノン』がゲーム部門で1位。本格的に制作活動に入る。多人数リアルタイムシミュレーションゴチャキャラシステムを開発。 会社経営10年経って、再び個人開発に戻り、オリジナル