昨年の3月に値上げをして、もうすぐ1年が経過する。人件費の上昇、食材の上昇、止むに止まれずの値上げだ。客単価が10%程度上がったのでお客様からするとインパクトがあったと思う。実際、店側としても体感で1日の売上の予想をした時、必ず思ったより数字は伸びていて値上げをしたということを未だに実感する。 長年この商売をやってきて値上げの際、特に留意するのは、お客様が食べ終わった後会計をした時に、「ゲ❗️あれでこの値段⁉️」とコスパが悪いと感じさせないような商品を提供することだ。 味はもちろん、盛り付けの貧弱さは視覚からも判断材料となる。接客や店内空間の質も満足度を左右することになるがラーメン屋という業態では、正直商品の質がコスパを感じるウェイトの大部分占める。いくら素晴らしい接客でおしゃれで快適な空間でも、ラーメンが不味かったら二度と来ないだろう。 原価率の制限の中で一つ一つ具材の量、チャーシューの