独カルデン(Calden)で、落ち葉の舞う秋の公園を歩く老夫婦(2011年11月1日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/UWE ZUCCHI 【1月12日 AFP】記憶力に軽度の衰えがみられる高齢者の治療として、少量のニコチン療法が有効な可能性があると指摘する米大研究者による論文が9日、米国神経学会(American Academy of Neurology)の学会誌「Neurology」に掲載された。 論文によると、米バンダービルト大学(Vanderbilt University)メディカルセンターの研究チームは、平均年齢76歳で軽度の記憶力低下がある非喫煙者74人(元喫煙者を含む)を2つのグループに分け、それぞれニコチンパッチとプラセボ(偽薬)パッチをつけてもらい、約6か月間にわたって調査を行った。 その結果、注意力や記憶力、さらには物事に対する理解の速度や確実性といった認識