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ブックマーク / www.cinra.net (15)

  • 「女性描写」から紐解くMCUと『ドクター・ストレンジ/MoM』。ワンダを中心に渦巻く賞賛と非難 | CINRA

    レビューサイトやSNSを通じ、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のレビューにざっと目を通してみると、その話題の中心にいるのは圧倒的にワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチである。 ドクター・ストレンジによる型破りの魔法バトル、そのさらなる成長と、新たなるヒーロー、アメリカ・チャベスとともに駆け抜けるギミックたっぷりのマルチバースの風景など、見どころはたっぷりだったが、それでもこの映画の真の主役はスカーレット・ウィッチであるということでおおかたの観客の意見は一致しているように見える。 話題作なら当然だが、作にも賛否両論がある。その賛否両論の渦のなかで、圧倒的に俎上に上がっているのも、スカーレット・ウィッチだ。 映画内での彼女の描写をめぐるさまざまな反応を見るに、大まかには以下の2つに分けられるように思う。 パワフルなスカーレット・ウィッチの破壊行為を見るのが「快感

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  • 韓国映画のヒットの変遷。『シュリ』から『パラサイト』まで | CINRA

    昨年ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が『カンヌ国際映画祭』のパルムドールを受賞し、続いて今年2月に発表された『アカデミー賞』で作品賞を含む4部門を受賞した。そのことで、韓国映画が言語の壁を超えて世界で認められるに至った背景に注目が集まった。 そんなとき、よく見かけたのは「韓国は国内市場が小さいから、海外に観客を求めているのだ」という主張である。果たしてそれは当なのだろうか。稿では、1997年のIMF危機(韓国通貨危機)以降の映画の中で、韓国国内で500万人以上(韓国の人口の約10分の1にあたる)の動員を記録した作品を中心に、韓国における国産ヒット映画の変遷を見ていきたい(以降、動員数は1万人以下切り捨て表示とする)。 (メイン画像:『パラサイト』 ©2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED) 『シュリ』のヒット。

    韓国映画のヒットの変遷。『シュリ』から『パラサイト』まで | CINRA
  • 『ジョーカー』はなぜ無視できない作品なのか?賛否の議論を考察 | CINRA

    バットマンの宿敵が誕生するまでを、独自のストーリーで描いた映画『ジョーカー』が、予想を超える反響を呼んでいる。世界興行収入が923億円を突破し、R指定映画として史上最高の記録を更新、アメコミ映画が比較的苦戦するといわれている日の週末興行ランキングでも、4週連続で1位を獲得する快挙を達成し、まだまだ数字を伸ばしている状況だ。 そんな『ジョーカー』は、同時にいろいろな意味で波紋を広げてもいる。『ヴェネチア国際映画祭』最高賞受賞という異例の快挙にはじまり、アメリカでの公開に際しては、警察や陸軍が警戒態勢を強化するという事態……。社会的責任をめぐる内容への賛否の声、製作サイドや巨匠監督の発言が物議を醸し、使用楽曲に対する問題提起が生まれるなどなど、大ヒットを成し遂げるなかで、あらゆる角度から騒動が発生しているのだ。 『ジョーカー』は、なぜこんなにも人々の心をざわつかせ、娯楽作品の枠をはみ出して社

    『ジョーカー』はなぜ無視できない作品なのか?賛否の議論を考察 | CINRA
  • 椎名林檎、ミスチル、宇多田ヒカルも。「サブスク解禁」がもたらす衝撃 | CINRA

    最近、「サブスク解禁」というワードが音楽系ネットメディアの見出しに踊ることが多くなった。「サブスク」とはこの場合、Spotify、Apple Music、AWA、LINE MUSIC、KKBOXなどの定額制の音楽サブスクリプションサービスを指す。開始当初は「邦楽が少ない」と言われていた音楽サブスクリプションサービス(以下サブスク)だが、様々な段階を経て、今では驚くほどの充実ぶりを見せている。 その充実を実感できる1つの目安は、「あのアーティスト」や「あの曲」がそのサービスで聴くことができるのか? という点だろう。先日CINRA.NETでは、昨年のストリーミングサービスの売上が全世界の音楽録音物の収益の中で史上初めて最大の収入源になったことを報じた(参考記事:ストリーミングが史上初めて音楽売上最大の収益源に 日では依然CD強し)。日国内はCD販売が依然として強いが、新規ユーザーを開拓しう

    椎名林檎、ミスチル、宇多田ヒカルも。「サブスク解禁」がもたらす衝撃 | CINRA
    s_atom11
    s_atom11 2018/08/02
    時代は定額聴き放題見放題なんだな
  • 中田ヤスタカが、世界の音楽シーンから見た邦楽の今後を語る | CINRA

    中田ヤスタカが初のソロアルバム『Digital Native』を発表した。映画『何者』の主題歌“NANIMONO(feat.米津玄師)”や、“Crazy Crazy(feat.Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu)”、『ULTRA MUSIC FESTIVAL』の公式アンセム“Love Don't Lie(Uitra Music Festival Anthem)(feat.ROSII)”など、コラボレーションやタイアップ楽曲を数多く含んだ内容は、いわゆる「作品集」のように見えなくもない。しかし、作の背景には中田が常々語っていた「もっと作り手にスポットが当たってほしい」という強い想いがあり、能動的に「今作りたくて作った」という、正真正銘のソロアルバムだと言っていい。 そして、非常に印象的なのが『Digital Native』というタイトルだ。現在38歳の中田はもちろ

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  • 新作『ブレードランナー』前日譚の第2弾全編公開 監督はR・スコット息子 | CINRA

    ルーク・スコット監督による短編映像『2036:ネクサス・ドーン』の全編が公開された。 映画『ブレードランナー』の監督リドリー・スコットの息子であるルーク・スコットが手掛けた同作は、『ブレードランナー』と新作『ブレードランナー 2049』の間の「空白の30年」のエピソードを描く3の短編映像の第2弾。先日第1作として渡辺信一郎監督による短編アニメーション『ブレードランナー ブラックアウト 2022』が公開されていた。 2036年の世界を舞台にした『2036:ネクサス・ドーン』では、『ブレードランナー 2049』でジャレッド・レトが演じているレプリカントの創造主ウォレスをフィーチャー。陰謀を目論む科学者で、レプリカントの新たな創造主となるウォレスが、レプリカント製造禁止法に反して作り出した新型レプリカント「レクサス9」について語る姿が捉えられている。 この映像では、顧客の要望に応じた寿命を持つ

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  • 『シン・ゴジラ』が地上波初放送 11月12日にテレビ朝日で | CINRA

    映画『シン・ゴジラ』が、11月12日にテレビ朝日系で放送される。 昨年公開され、興行収入80億円を達成した『シン・ゴジラ』。今回は地上波での初めての放送となる。テレビ朝日がゴジラ関連の映画を放送するのは、2005年放送の『GODZILLA』以来、約12年ぶり。 『シン・ゴジラ』は庵野秀明が総監督、脚、編集、樋口真嗣が監督と特技監督を担当。『第20回 文化庁メディア芸術祭』エンターテインメント部門で大賞に輝いたほか、『日アカデミー賞』では最優秀作品賞を含む7部門を制した。キャストには長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、市川実日子、高橋一生ら328人が名を連ねている。 なお東京・六木のテレビ朝日社では『シン・ゴジラ』地上波初放送を記念する展示を行なう予定。さらに同局の人気番組と連動した企画も用意しているとのこと。

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    s_atom11
    s_atom11 2017/10/01
    11/3金ローではなかったか(その日はハリポタの模様)。ヱヴァみたくテレビ向けに再編集するのだろうか
  • のんがワンダーウーマンに 『映画秘宝』で新連載「ヒーローになりたい!」 | CINRA

    のんが映画雑誌『映画秘宝』で連載をスタートさせることがわかった。 女優・「創作あーちすと」として活動するのん。8月には音楽レーベル「KAIWA(RE)CORD」を設立し、音楽活動を格的に行なうことを発表した。 のんによる新連載のタイトルは「ヒーローになりたい!」。古今東西の憧れのヒーロー映画をのんが鑑賞するというコンセプトだという。連載初回となる9月21日発売の2017年11月号では、のんがワンダーウーマンに扮して表紙を飾るほか、巻頭カラー10ページにわたってのんのグラビアとロングインタビューを掲載する。 グラビアでは第1回目のみの撮り下ろし企画として、のんがなりたいヒーローに変身。ワンダーウーマンをはじめ、ミュージカル映画『アニーよ銃をとれ』のアニー、映画『ニッポン無責任時代』で平均を演じた植木等の3人の人物に扮した3パターンのグラビアを披露する。スタイリングは全て伊賀大介が担当した。

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    s_atom11
    s_atom11 2017/09/19
    そうきたか
  • NHKで庵野秀明ら参加による短編企画の90分番組、語りは鈴木敏夫 | CINRA

    特集番組『庵野さんと僕らの向こう見ずな挑戦 日アニメ(ーター)見市』が、11月8日にNHK BSプレミアムで放送される。 庵野秀明が代表を務めるスタジオカラーと、ドワンゴによる短編映像企画『日アニメ(ーター)見市』に注目する同番組。『日アニメ(ーター)見市』は、若手からベテランまで様々なディレクター陣によるオリジナル作品、スピンオフ作品、ミュージックビデオなどのオムニバスアニメーション作品を、オフィシャルサイトとスマートフォン用アプリで毎週公開するという企画だ。 約90分間にわたって放送される番組中では、『日アニメ(ーター)見市』に向けて個性的な作品を生み出そうと奮闘する若手アニメーターたちに密着。出演者には庵野秀明をはじめ、鶴巻和哉、前田真宏、吉崎響、井関修一、櫻木優平が名を連ねているほか、スタジオジブリの鈴木敏夫がナレーションを担当する。 なお同番組を鑑賞する特別番組『

    NHKで庵野秀明ら参加による短編企画の90分番組、語りは鈴木敏夫 | CINRA
  • 『そこのみにて光輝く』呉美保監督×田中拓人対談 | CINRA

    5度の『芥川賞』候補になりながらも生前ついに受賞することなく、1990年に41歳で自ら命を絶った不遇の小説家、佐藤泰志。死後20年を経て、2010年に熊切和嘉監督が手がけた『海炭市叙景』の映画化により再び脚光を浴び始め、満を持して今年映画化された唯一の長編小説『そこのみにて光輝く』は、間違いなく日映画の未来に新たな希望を抱かせる秀作となった。 この映画のメガホンを取ったのは、『酒井家のしあわせ』『オカンの嫁入り』で家族の絆を独特に描いてきた呉美保監督。それまで得意としてきたアットホームな作風から一転、互いを想い合うが故に、それが足枷となって逃れられない不幸の連鎖に陥ってしまった過酷な家族を、優しい光と淡い音楽による繊細で力強い映像で見事に表現している。これほどまでにタフな映画を作り上げた呉監督は作が監督第3作目。前作『オカンの嫁入り』で音楽を手がけ、作でも共演を果たした音楽家・田中拓

    『そこのみにて光輝く』呉美保監督×田中拓人対談 | CINRA
  • 思想家 東浩紀が感動した父娘の物語『インターステラー』の到達点 | CINRA

    人はいつだって、まだ見ぬ世界やこれから訪れる未来に想いを馳せて生きるものだ。そして、できることならその未来の中でより良く生きるにはどうしたらいいのか、知りたいと思う。 クリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』は、地球の寿命が終わろうとしている近未来を舞台に、新たに人類が生きる星を探しに宇宙へ旅立つ父と、地球に残された娘との感動のストーリー。バットマンを原作にした大ヒットシリーズ『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』の3部作、夢と現実の世界を行き来するサスペンスアクション『インセプション』など、独自の設定で世界を描き常に観客を驚かせてきたノーラン監督が『インターステラー』で描くのは、遥か彼方の宇宙で試される人間の心と愛情。壮大な未知の世界を舞台に、こんなにも人間ドラマを取り入れた作品は彼にとって初めての試みと言えるだろう。そこで、クリストファー・

    思想家 東浩紀が感動した父娘の物語『インターステラー』の到達点 | CINRA
  • 世界屈指の映画監督クリストファー・ノーランの創作の秘密 | CINRA

    クリストファー・ノーランという監督はとても人気がある。11月22日から日公開となる新作『インターステラー』(米国では11月5日公開)は、『ダラス・バイヤーズクラブ』で今年の『アカデミー賞』主演男優賞に輝いたマシュー・マコノヒー、ノーランの前作『ダークナイト ライジング』(2012年)でヒロインを務めたアン・ハサウェイを迎えた壮大な感動巨編。世界的な糧危機に陥り、地球の寿命が尽きかけていることを知った人類が、新天地の星を求めて宇宙へと旅立つ――。その重大な任務を背負った1人の父親でもある男を主人公に、家族のヒューマンストーリーも期待される話題作だ。これまで独創的な設定と、緻密なストーリーテリングによって見る者を虜にしてきたノーランが、人間愛と真っ向から向き合い「父親であることの意味を描く」と作で明言した。そこにどんなヒューマニティーとリアリティーを提示してくれるのか。考えるだけでワクワ

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  • 語り継がれる名作『MOTHER』からの25年 鈴木慶一×田中宏和 | CINRA

    糸井重里がプロデュースし、テレビゲーム史に残る傑作として知られる『MOTHER』。読者の中にも、リアルタイムで体験していた人は多いのではないだろうか。1989年から2006年の間にシリーズ3作が発売され、いまだ根強いファンのいる同作において、ゲーム内容とともに絶賛されたのが、物語のカギを握ることにもなった音楽だ。 小学校の教科書にも採用された“EIGHT MELODIES”をはじめ、『MOTHER』『MOTHER2 ギーグの逆襲』の音楽を手がけたのが、ムーンライダーズの中心人物であり、映画やCM音楽でも知られる鈴木慶一と、1980年代から数々の名作ゲーム音楽を手がけ、「たなかひろかず」名義でテレビアニメ『ポケットモンスター』の作曲家としても知られる田中宏和の二人。発売から25年が経った今、あらためて二人に話を伺うと、当時の制作におけるこだわりや、世界中の若者に絶大な影響を与えた後日談まで

    語り継がれる名作『MOTHER』からの25年 鈴木慶一×田中宏和 | CINRA
  • アニメシーンを逆走する『惡の華』 しのさきあさこ×長濱博史対談 | CINRA

    閉鎖的な山村に生きる平凡な少年少女たちに芽生える、仄暗いエロティシズムへの劣情とその爆発。押見修造原作の漫画『惡の華』はその禁忌を感じさせるテーマから熱心なファンに愛されている。しかも2013年4月より放映開始したテレビアニメは、いわゆる「萌え」のようなありがちな表現とは対極のものを作り上げ、同作はさらに話題を集めることになった。実写撮影を利用して生の淫靡さと不気味さを同居させた特異な映像、エンディングに流れるASA-CHANG&巡礼“花 -a last flower-”の禍々しい響き、そして組曲として全4曲が用意されたオープニング。どこまでもハードコアな表現は今どきのアニメには見られないものばかりだ。オープニング曲を手がけたのはバンド「宇宙人」のしのさきあさこ。神聖かまってちゃんのの子や後藤まり子、南波志帆らがゲストボーカルとして参加し、奇矯なアレンジワークの冴える楽曲はどのように作られ

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  • 菅野よう子×神山健治×渡辺信一郎『音楽がアニメーションをどう変えるか』第1部 | CINRA

    音楽がアニメーションをどう変えるか』というテーマのシンポジウムを行うべく集まったのは、もはや二度と見ることはできない(?)超豪華メンバーたちだ。数々の名作アニメーションやゲーム音楽を作曲・編曲してきた音楽家・菅野よう子。テレビアニメの話題作『東のエデン』を手がけ、劇場公開映画も待機中のアニメーション監督・神山健治。そして『カウボーイビバップ』など独特のセンスが光る作品で多くのファンを持つアニメーション監督・渡辺信一郎。この三氏に加え、司会には脚家の佐藤大を迎えたイベントでは、「その場でアニメーション映像に音楽を付ける」というかつてない試みが行われることとなった。その興味深いコラボレーションを、できうる限り再現した原稿、ぜひじっくりとお読みいただきたい。 菅野よう子 SMAP、今井美樹、小泉今日子、Crystal Kay、元ちとせといったアーティスト達への楽曲提供/プロデュースワー

    菅野よう子×神山健治×渡辺信一郎『音楽がアニメーションをどう変えるか』第1部 | CINRA
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