ハイブリッド車や電気自動車がゆっくり走っている時、「ヒュー」とか「ヒュンヒュン」といった不思議な音が聞こえてくることはないだろうか。これは「車両接近警報装置」と呼ばれるもの。 機械が発生するノイズではなく、人工的に作りスピーカーから流している音だ。音を発する目的は、歩行者などにクルマの存在や接近を知らせるためである。 しかし、純粋なガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車からこの音を聞いたことがある人はいないだろう。なぜなら、音を発する装置が装着されていないからである。 どうしてハイブリッド車や電気自動車には車両接近警報装置が必要で、純粋な内燃機関車には必要がないのか。 文/工藤貴宏 写真/TOYOTA、NISSAN 【画像ギャラリー】2010年に初めて車両接近警報装置が標準装備された日産初代リーフをみる なぜハイブリッド車には「人口の音」が必要? なぜ、ハイブリッド車や電気自動車には車両