人が病院以外で亡くなり、明らかに病死でない場合「変死体」と呼ばれ、警察が犯罪によるものか判断している。 ここで「変死体」と呼んでいるのは、正しくは「異状死体」である。厳密な意味での「変死体」は、「異状死体」のうち、犯罪によるものと判断された「犯罪死体」と犯罪によるものではないと判断された「非犯罪死体」(事故死、自殺等多くを占める)を除き、いずれかの判断がつかないものを指す。「異状死体」は、まず、警察のスクリーニングによって、「犯罪死体」「変死体」「非犯罪死体」の3種に分けられ、さらに「変死体」について医師の立ち会いの下に検視、あるいは検視後の司法解剖が行われ、犯罪との関わりの有無が再度判断される(中根憲一「わが国の検死制度」レファレンス、2007.2)。 変死体(異状死体)の都道府県別の報告数を図録とした。この情報は、大相撲の力士急死事件と捜査のための解剖との関係を解説した東京新聞の記事か