Kernel/VM 探検隊@東京 No. 17
Linuxが動作する格安シングルボードコンピュータ「LuckFox Pico」が入荷。価格は1,100円から 2024.07.29 19:00 更新 2024.07.29 取材 Rockchip製SoCやNPU、ISPなどが統合。映像解析にも使用可能 Linuxが動作するLuckFoxのシングルボードコンピュータ「LuckFox Pico」シリーズが千石電商 秋葉原本店に入荷している。価格は税込1,100円から。 スタンダードモデルはRaspberry Pi Picoとほぼ同サイズであり、開発の容易さなどが特徴というLinuxが動作する格安シングルボードコンピュータ。ARM Cortex-A7ベースのシングルコアCPUやRockchip製NPU、ISPなどが統合されており、顔認識のような映像解析などにも使用可能という。 Rockchip RV1103を搭載するスタンダードモデル「Luckf
はじめに Turing株式会社ソフトウェアエンジニアの堀ノ内です! 私が所属する自動運転チームでは2024 ~ 2025年に発売予定の自動車に搭載する自動運転システムの開発を行っています。Turingでは車両前方に取り付けられたカメラの画像を入力とし、機械学習モデルが進むべき経路を推論、その経路に沿って実際に車両を動かすための制御信号(ステアリング、アクセル、ブレーキ)をCANで車両に送信することで以下の画像のような自動運転を実現しています。 今回のブログでは以下について記載し、私達のチームの仕事内容について知って頂くきっかけになればと思います。 Turingの自動運転システムの紹介 GMSLカメラの評価と発生した問題 Linuxカーネル及びドライバのデバッグ Turingの自動運転システム Turingでは「カメラ画像入力 → 機械学習モデルで経路を推論 → 車両制御」の流れを実現するた
Alder Lake以降のIntel CPUでは、P-coreとE-coreの2種類のコアが搭載されている。 P-coreは性能重視、E-coreは省電力重視という位置づけで、OSがうまくこれらのコアを使い分けることで、消費電力と性能の両立が図られている。 ここまでの話は広く知られているが、実際にどのようにしてOSに対してコアの使い分けをさせているのかの実装レベルでの解説は (少なくとも日本語では) ほぼ存在しないようなので調べてみた。 OSから見たP-coreとE-core OSの役割の一つとしてプロセススケジューリングがあり、どのプロセスをいつどれぐらいの期間どのCPUコアで実行するかを決める。OSができるだけ効率よくプロセスをスケジューリングするためには、CPUコアの性能や消費電力の違いを考慮したスケジューリングが必要になる。そこで、Intel CPUではOSに対して次の2つの情報を
中華の怪レいPC(R86S)を買った。一通り遊んだのでレポートする。 なにこれ R86Sの名称でAliexpressやAmazonで販売されている謎のシングルボードコンピュータ。 本体や箱にも公式ドキュメントにもそれっぽい記述が無いため製造元は謎であるが、結構な数が出回ってるみたい。販売サイトにはGuowei Technology社製と記述があった。 公式サイト? 販売サイトの一例 (注:2024/03リンク切れ) Amazon.co.jpでも売ってます スペック 色んな構成がある。 (販売サイトから引用, 執筆時閲覧) アッシが購入したのはG2モデル。これだけついて6万円弱なんでとってもお買い得。 CPU: Celeron N5105 (4C4T、2.0GHz, 最大2.9GHz) RAM:16GB NIC: 2.5G Base-T(マルチレート) x3 10G SFP+ x2 HDMI
WSL2環境からUSBシリアルデバイスを使う方法についてのメモ書きです。 標準WSL2環境のままではUSBデバイスを認識することができないのですが、ここに書いたusbipd-winツールを使用すればUSBデバイスをWindowsホスト側で使うかWSL2側で使うかを切り替えることができるようになります。 また、Arduino、ESP32、Spresenseといったボードの開発でWSL2を使用する場合、標準のWSL2 kernel(5.10.74.3)にはUSBシリアルドライバが含まれていないので、そのままでは使えません。USBシリアルドライバを有効にしたWSL2 kernelを作成する必要があります。ここに書いた方法でWSL2 kernelを更新することで、WSL2環境からUSBシリアルターミナルを表示したり、WSL2環境からUSBシリアル経由でプログラムの書き込みを実行することができるよう
はじめに 学校で習わないが(習う学校もある)、現実に必要になるプログラミング技術に、低レイヤプログラミングなどと呼ばれるものがある 厳密な定義は聞いたことがないし、おそらく存在しないとは思うが、大体のみんなの共通認識として、 「高級プログラミング言語を使わないプログラムを書き、OSで抽象化されないデバイスの機能を使う」といったような認識があると思う。 筆者の経験から言わせてもらうならば、低レイヤプログラミングに関する知識は、プログラミングにおいてあらゆる場面で、常に、少しずつ役立てられる知識だと言えると思う。 普段はRubyやPHPなどを書いてる人であったとしても、メモリが足りなくなった場合や、デバッガを使っている場合、性能が足りなくなった場合など、 厳しい環境におかれた時に低レイヤプログラミングに関する知識が必ず役に立つ場面が来ると信じている。 また、役に立つかどうかは置いておいても、「
知人に教えて頂いてサーバのリソース監視ツールである netdata を試してみたのでメモしておきます。 今回は CentOS7 環境で試しました。 注意点 関連ファイルをまとめておきたい場合はインストールパスを指定する インストールパスを指定せずに netdata をインストルすると、関連ファイルが様々なディレクトリに配置されます。 「一箇所にまとめておきたい」場合はインストール時に --install オプションでインストールパスを明示的に指定するようにします。 自動アップロードを利用する場合はソースコードを削除せず、保存しておく 後述しますが cron を使って netdata の自動アップロードを行う場合はインストールが完了しても GitHub からクローンしたソースコードは削除せず、保存したディレクトリ位置も覚えておきます。 キックスタートでインストールするとインストールパスを指定
この記事は Kobe University Advent Calendar25日目の記事です。 低レイヤー技術(後述)をこれから学びたい人向けの入門記事です。 自身の経験を踏まえ、より多くの人達にこのレイヤーに興味を持ってほしくて書きました。 決して卒論がやばくてAdvent calendarのネタが作れなかったわけでは(ry なぜこんな記事を書いたか いわゆるシステムプログラミングのような低レイヤー(と言って差し支えない)ジャンルって一体何から始めれば良いのかいまいちピンと来ないし、何が面白いのかも分からないと思われている事が多いと思います。 にもかかわらず低レイヤーの魅力や学び方の指針みたいな物を示した、いわゆる入門記事ってかなり少ないんですよね。 本記事はこれからシステムプログラミングを始めたい方や、既にかじってみたが中々先が見えてこない、将来何の役に立つのか不安という方達に読んでい
昨年末にこの記事を読んで以来、昼過ぎに眠くなるのは CO2 濃度のせいでは無いかと思い始め、CO2センサーへの興味が湧いて仕方がなっかのだが、CO2センサーはいかんせん高い。そう悩んでいたところ、格安のセンサーを見つけたのでUSBで値を取れるようにしてみた。 まとめ CO2mini というセンサーは何処にも書いてないが、USBデバイスとして認識できる gem を作ったので bundle install すれば Mac でも Linuxでも値がとれる。 僕のオフィスのCO2濃度は別に高く無さそう。 センサー選び CO2 濃度を計れるセンサーは、専門家向けのものが多く価格帯が高い。 PCから値を取ろうと思うと、手頃のなのは 【日本正規代理店品・保証付】Netatmo ウェザーステーション NET-OT-000001 出版社/メーカー: Netatmo発売日: 2013/10/10メディア: エ
Intel RealSenseをMax OSやLinuxでも使える librealsense が公開されていました。公式のSDKではないようですが、Intel RealSense labの実験的プロジェクトということです。準公式くらいでしょうか(位置づけは不明です)。 2016/01/31更新:公式から「公式じゃないよ」とのアナウンス。 Intel® RealSense™ Driver for Linux & OS X | Intel® Developer Zone github.com 2015年にIntel RealSenseをMac OSやLiunxでも動かせるようにというアナウンスがあったので、それが実現した形です。もちろん、Windowsでも動かせます。 リポジトリの説明は「Cross-platform camera capture for Intel® RealSense™ F
サーバ/クライアントPC問わず、今使っているマシンのハードウェア構成がどのようなものかをOS上で確認したくなることもあるでしょう。 そんな時にお手軽に調べられる方法を、たまーにググったりするので、Linux/Mac OS X/Windowsの3つのOSの場合の調べ方をここに残しておきます。 Linux Linuxでは、dmidecodeコマンドを使います。 BIOSの情報とか、マシンの各種システム情報(シリアルナンバー等の各種メタ情報、CPU、メモリ、その他デバイス情報とか)が取得できます。 CentOS/RHELとかだと"kernel-utils"パッケージがインストールされていれば使えます。 ちょっと長いですが、以下のような感じです。 # dmidecode # dmidecode 2.11 SMBIOS 2.7 present. 87 structures occupying 399
95MB/sで現在世界最速のmicroSDHCカード、SanDiskのExtreme Proを使用した場合、既存の製品であるEye-Fi、FlashAir、Flucard Proをはるか後方に置き去るスピードが出ます。4kのシーケンシャル書き込み38.98MB/sに注目。 これまでは無線LAN内蔵SDカードを使おうとする場合、スピードか、利便性かのトレードオフを迫られたのですが、そうした葛藤は過去のものとなりました。 速さも、利便性も、その両方が我らの手中にあります。 PQI Air CardはARM CPUを搭載。 # cat /proc/cpuinfo Processor : ARM926EJ-S rev 5 (v5l) BogoMIPS : 421.06 Features : swp half fastmult edsp java CPU implementer : 0x41 CPU
(2013.05.10 UPDATE) 実は、初回入荷分がBlogに掲載する間もなく完売してしまい、ご紹介がずいぶん遅れてしまいましたが、この度再入荷いたしましたので、あらためてご紹介します。 シングルボードコンピュータ「pcDuino」 販売価格:¥7,300- Ubuntu 12.04がプリインストールされた超低価格のLinuxシングルボードコンピュータで、Android ICS4.0も動作するmini PCプラットフォームです。 ◆CPUと周辺 CPUはおなじみ「ARM Cortex A8 1GHz」、映像はHDMI入力のモニタやTVに接続可能、ストレージにFlash2GBとmicroSD(最大32GB)、その他USBやLANを搭載、別売Wi-Fiドングル基板で無線LANにも対応し、ちょっとしたPC並みのスペックです。 ◆Android用スイッチ ボード上の「HOME」、「BACK」
Intel Gigabit CT Desktop Adapter を iSCSI HBA として利用する 提供:maruko2 Note. 移動: 案内, 検索 目次 1 ファームウェアを書き換える 1.1 ファームウェアを元に戻す 2 iSCSI HBA として設定する 3 iSCSI Boot に対応した OS 4 脚注 5 参考ページ Intel Gigabit CT Desktop Adapter (EXPI9301CT) 実売価格 3,000 円台の Intel Gigabit CT Desktop Adapter (EXPI9301CT) は、ファームウェアを書き換えるだけで iSCSI HBA(iSCSI ホストバスアダプタ)として利用することができる。 iSCSI HBA(iSCSI ホストバスアダプタ) アダプタ自身に iSCSI プロトコルを実装したもの。アダプタが i
コンピュータを構成する主要コンポーネントの中でも、ストレージ系のパフォーマンスは他に比べてかなり劣るものとなっており、例えばハードディスクは容量的には順調に拡大し続けているものの、そのアクセス速度の発展ペースはRAMやCPUの速度向上に追いつけなくなっている。こうしたハードドライブの性能的限界がシステムパフォーマンスのボトルネックとなっている可能性を考えた場合、各自の所有するディスクやファイルシステムが発揮可能な速度および、ディスクのサブシステムに対してユーザが行える設定変更の影響を数値的に把握しておくことは重要な意味を帯びているはずである。またディスクのアクセス速度を向上させる手法の1つとしては、RAID-5のように複数のディスクを組み合わせて運用することが考えられる。 Linuxの場合、物理ディスクに対するアクセス速度の基本的な情報であれば、hdparmツールに-Tおよび-tオプション
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く