こんにちは ゲームソリューション部の出村です。 みなさんはソフトウェア開発においてCI/CDツールは何を利用していますでしょうか? これまでゲーム開発の現場を見てきましたが、ゲーム開発においてよく使われるCI/CDツールはやはりJenkinsです。このJenkins、一昔前ではWeb開発をはじめとしてさまざまなソフトウェア開発でよく利用されていました。ただ、ここ最近はGitHub Actionsなど他のツールに置き換えられているという印象があります。 しかし、ことゲーム開発においてはGitHub Actionsといった他のCI/CDツールではなく、Jenkinsが利用されている場面が圧倒的に多いです。これは、他のCI/CDツールを利用したくないという消極的な理由ではなく、Jenkinsを利用する明確な理由があるためだと考えています。 ゲーム業界はJenkinsが活用される理由 ここでは、ゲ
こんにちは! 先日開催されたGREE Tech Conference 2023での登壇が無事に終わり、ホッと一息ついているIKEPです。 (REALITYのエンジニア以外にもグリーグループ各社の方々が数多くの技術的チャレンジについて発表していますので、ぜひご覧ください!発表資料と動画が公開されております!) さて、REALITYでは最近ガチャやショップのアセット開発に関わる人が多くなり、新しいアバターアイテムをより多くのユーザのみなさまにお届けできるようになっていると思います。 また、ルーム機能がリリースされ、家具ガチャのアセット開発も行われています。 しかしこういったアセット開発の増加、拡大に伴い、エンジニアとしては技術課題も増えてくるわけであり、課題解決をしていかないと開発効率が下がってしまいます。 そこで今回は、アセット開発をより効率的に進めれるようにCI/CD環境改善を行ったので、
こんにちは。ここではCEDEC 2023で講演された「Splunkを活用したJenkinsの運用改善テクニック」について重要と思った解説を中心にまとめてみました。 セッションの概要 Splunkを活用したJenkinsの運用改善テクニック ゲームの規模が大規模化し、さらに大規模化した開発環境をクラウド活用によるスケーラブルに開発できるように整備を進めました。 それに伴い、インフラ規模や管理するマシン数も増加し、Jenkinsの運用は経験則に基づいた職人技的なスキルではカバーしきれなくなっています。 統合ログ分析サービス「Splunk」を導入することで、分析業務の属人性を排除し、Jenkinsの運用における分析時間を大幅に改善することができました。 本セッションでは、弊社の事例をもとにSplunkを活用したJenkinsの運用改善についての知見をご紹介します。 内容について 今回のセッション
組織全体を可視化してインサイトを獲得し、セキュリティの強化、信頼性の向上、イノベーションの加速を図りましょう。
最近社内で新たにJenkinsジョブを作るチャンスがありました。 ShellScript、dockerなどに詳しくないこともあり、色々模索しました。 その中で勉強になったことをこの記事で記録します。 今後Jenkinsジョブを作る方のためにもなれればと思います。 shellスクリプト諸々 今回のJenkinsはUnixサーバーで建てられたため、シェルスクリプトを書く必要がありました。 windowsのbatを少し作ったことはありますが、shellはほとんど経験がなく、初歩的なところから色々調べました。 #!/bin/bash shellで書くため、まず先頭にこの記述が必要です。 bash以外に他にもcsh、zshとか色々種類があります。 種類ごとに文法も違います。 例えば、cshでは環境を設定する場合、setenvというコマンドを使いますが、bashではこういう文法はなくて、exportを
はじめに 株式会社QualiArtsの田村です。 Unityエンジニアとしていくつかのゲーム開発に携わったのち、現在は開発推進室という主にゲーム開発のための基盤を開発する組織に所属しています。 さて、QualiArtsのUnityプロジェクトでは、CIツールとして長らくJenkinsを活用しています。 Jenkinsでどのようなことをしているかについては、本ブログの以前の記事「Unity開発の現場でJenkinsがしていることの紹介」で書かれていますのでぜひ参照してみてください。 その記事の中で、別のCIツールとしてGitHub Actionsについても検証しているということが書かれていますが、実際に現段階でいくつかの処理についてはGitHub Actionsでの運用が行われています。 そこで本記事では、実際のUnityプロジェクトにおいてGitHub Actionsをどのように活用してい
登壇した柴原 考志氏はゼノブレイド3チームに所属。アセットパイプラインやツールプログラマーの経歴を持ち、本タイトルで初めてJenkinsツールの業務を担当しました。一方、鈴木 成門氏はR&Dチームに所属し、依頼される形で本タイトルに従事。可視化・自動テストのシステムを担当しています。 2022年7月29日にリリースされ、「The Game Awards 2022」にもノミネートされた『Xenoblade3(ゼノブレイド3)』。本作はマップ、物語、成長要素において開発に必要な素材が多く、チームメンバーはデータ更新のたびにサーバーへのアップロードとコンバート、そしてゲーム実行ファイルの更新を行う必要がありました。 本講演では、こうしたデータ更新などの作業をCIツールで自動化する手法やそれを発展させてプレイそのものを自動化する手法、そして自動化で起こりうる問題点についても解説します。
初めに この記事では、Unreal Engine 5(UE5)で作成したプロジェクトファイルからWindowsやLinux、iOS、Androidなど様々なプラットフォーム向けにJenkinsを用いたビルド自動化について書きます。 実際のプロジェクトでは、定期的にビルドを出してその内容を確認しながら、実装を進めることが非常に重要です。しかし、手動でビルドを出したり、チームに共有することは、作業を中断する要因になったり、同じ操作を繰り返すことになるため、自動化が求められます。 ビルドを自動化することによって、精神的に余裕を持って開発、確認ができるようになるはずです! 概要 今回は、GitHubなどgit関連のサービスをチームで利用して、チーム開発をしていくことを想定しています。 新しい実装がMainブランチ(一部、ツールなどのUpdateができておらずMasterブランチと記載されているもの
はじめに こんにちは。モノリスソフト 開発環境エンジニアの柴原です。 今回は私がJenkinsでよく使っている実装について紹介をしたいと思います。この記事のエッセンスは以下の通りです。 Pipelineスタイルのジョブ作成の例に触れる ジョブの運用をツール担当者と分担するためのスクリプトの書き方を知る ツールの実行前後の処理はジョブ間でよく似ているものが多いので、ユーティリティを集めたライブラリを作って活用する Jenkinsってなに? ゲーム開発の現場では、チームメンバーが日々サーバーに製作したデータをアップロードしてくれるわけですが、新しいデータをゲーム上で確認するには、データのコンバートやゲーム実行ファイルの更新が必要です。 このデータのコンバートや実行ファイルの更新を、決められた順序で実行し、完成した最新バージョンのゲームを配布用サーバーに配置するまでを定期的に自動で行う仕組みをC
世界中のITエンジニアが悩まされている原因不明でテストが失敗する「フレイキーテスト」問題。対策の最新動向をJenkins作者の川口氏が解説(後編)。DevOps Days Tokyo 2022 世界中のITエンジニアが悩まされている問題の1つに、テストが原因不明で失敗する、いわゆる「フレイキーテスト」があります。 フレイキーテストは、リトライすると成功することもあるし、失敗する原因を調べようとしてもなかなか分かりません。GoogleやFacebookやGitHub、Spotifyといった先進的な企業でさえもフレイキーテストには悩まされています。 このフレイキーテストにどう立ち向かうべきなのか、Jenkinsの作者として知られる川口耕介氏がその最新動向を伝えるセッション「Flaky test対策の最新動向」を、4月21日、22日の2日間行われたイベント「DevOps Days Tokyo 2
世界中のITエンジニアが悩まされている原因不明でテストが失敗する「フレイキーテスト」問題。対策の最新動向をJenkins作者の川口氏が解説(前編)。DevOps Days Tokyo 2022 世界中のITエンジニアが悩まされている問題の1つに、テストが原因不明で失敗する、いわゆる「フレイキーテスト」があります。 フレイキーテストは、リトライすると成功することもあるし、失敗する原因を調べようとしてもなかなか分かりません。GoogleやFacebookやGitHub、Spotifyといった先進的な企業でさえもフレイキーテストには悩まされています。 このフレイキーテストにどう立ち向かうべきなのか、Jenkinsの作者として知られる川口耕介氏がその最新動向を伝えるセッション「Flaky test対策の最新動向」を、4月21日、22日の2日間行われたイベント「DevOps Days Tokyo 2
概要 Jenkins を GitHub Actions 上で動かすアクションを作りました。 まだ動かない機能もあると思いますが Jenkins から GitHub Actions へ移行する際の選択肢になるといいのかなと思っています。 作ったアクション 設計 CI を移行する際に何が大変かというと異なる言語で書かれた設定ファイルの移植です。 なのでそもそも移植をしなくて済むように Jenkins そのものを Docker Compose で構築して GitHub Actions ランナー上で走らせています。 覚えることを増やさないように独自の機能はほとんど入れていませんので Jenkins の知識があれば大体のことはできるのではないかと思います。 セットアップウィザードをスキップするため認証機能はオフになっています。 操作は Jenkins CLI で行うのが楽です。 Remote Acc
Docker創始者らが開発、ビルド/テスト/デプロイの自動化をポータブルにするツール「Dagger」登場。そのままローカルでもGitHubでもCircleCIでも実行可能に Dockerの創始者であるSolomon Hykes氏らが中心となって開発しているオープンソースのCI/CD環境構築ツール「Dagger」が公開されました。 Windows、Mac、Linuxで試すことができます。 And we are live! Introducing Dagger, a new way to build CI/CD pipelines. By the creators of Docker. https://t.co/DU8racmoUo — dagger (@dagger_io) March 30, 2022 Daggerが定義したCI/CDパイプラインはポータブルになる Daggerとは「A P
$ mkdir $HOME/jenkins_home $ docker build . -t jenkins-dood ... $ docker images REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE jenkins-dood latest b07c3629294e 21 hours ago 944MB jenkins/jenkins 2.322-jdk11 a7aa4a28243e 4 days ago 442MB jenkins/jenkins latest a7aa4a28243e 4 days ago 442MB $ docker run -d \ --name jenkins-dood \ -u $(id -u):$(id -g) \ --group-add $(awk -F: '$1 == "docker" {print $3}' /etc/gr
The Legends of Runeterra CI/CD Pipeline Hi, I’m Guy Kisel, and I’m a software engineer on Legends of Runeterra’s Production Engineering: Shared Tools, Automation, and Build team (PE:STAB for short). My team is responsible for solving cross-team shared client technology issues and increasing development efficiency. We focus on the areas that empower other teams to do more and protect the team from
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く