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  • 実は新しい?「伝統」料理 おせち料理の変遷をたどる - 東大新聞オンライン

    正月の定番として知られるおせち料理。重箱に色とりどりの具材が詰め込まれているさまは、見ているだけでも楽しい。だが、現在正式とされているおせち料理は古くから続いてきたものかというと、実はそうでもないようだ。おせち料理に関する論考がある民俗学者の山田慎也教授(国立歴史民俗博物館)におせち料理の形成と変遷について話を聞いた。 (取材・大西健太郎) 多種多様な具材が詰まった現代のおせち料理(画像は紀文品提供) 宮中から庶民へ そもそも、おせち料理の「おせち」は「御節供」という言葉に由来する。御節供とは奈良時代に中国から伝来した、1年の節目ごとに行われた宮中行事とその際に供された料理のことを指す。山田教授によると、当時の御節供と現代のおせち料理とでは、その内容が大きく異なっているという。当時は重箱に詰められてはおらず、単に皿に盛られていたようだ。「我々がイメージするおせち料理の形態が形作られていっ

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  • 本が広げる本の世界──批評から始める秋の読書マップ - 東大新聞オンライン

    「この世界において、すべては、一巻の書物に帰着するために存在する」。19世紀フランスの詩人ステファヌ・マラルメの言葉だ。この一文でさえその真意を理解しようとすれば万巻のマラルメに関する研究書や論文が必要だろう。だが紙幅と何よりも能力の問題から、ひとまず学生が教科書の偉人の肖像に落書きをするような気ままさで、この言葉を次のように読み変えながらの世界の広がりについて考えてみたい。「一冊の書物すら、達するためには世界の全てが必要だ」と。 (構成・渡辺明日翔) からへと「渡り読む」ことの意味 外国語の書籍を考えるのが最も分かりやすい。今、目の前に戯曲『リチャード三世』の原書があるとしよう。この15世紀イングランド宮廷の、権謀術数が張り巡らされた政争を題材に採り1世紀後のシェイクスピアが執筆した作品を、21世紀に生きる日人がそのまま理解できるだろうか? いや、まずは辞書が必要だろう。それも、

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    saebou
    saebou 2021/11/01
    新刊の紹介がのりました。
  • 東大における女性研究者の現状(前編) 働きにくい職場 変革は必須 - 東大新聞オンライン

    2015年のOECDの調査では、日の高等教育機関に占める女性教員の割合はOECD加盟国中下から2番目に低い(図1)。 国内で比較すると東大は16年現在、女性教員の比率が国立86大学中73位の12.1%だ。圧倒的男性多数な東大における女性教員の「働きやすさ」について、2週にわたり検証する。前編となる今回は、ジェンダー研究に携わる東大の女性教員2人に、職場の現状分析と「働きやすさ」に関する体験談を聞いた。 (取材・武沙佑美) 留学して気付いた女性の負担 研究者への道のりの始点として大学や大学院があるが、どちらも女性の進学率は男性に比べ低い(図2)。 女性は大学や大学院入学後も、将来の職業として研究職を思い描く際に重要なロールモデルとなり得る女性教員が少なく、研究室に入っても居心地が悪いなどの状況に直面し研究職から遠のいてしまうと言われる。東大の場合、女子学生は「浪人してまで」「上京してまで」

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