2flap @2flap_modeling 小学生の頃、出品者全員が飾ってもらえるコンクールに絵を出していただいた。他に得意なことはないが、絵だけは上手いと思っていた私は、ちょっとした自信と誇らしさを胸に、市内の展覧会会場に母と向かった。家が貧しくていつも働いていた母だけど、その日は何とか都合をつけてくれたのだった→続く 2flap @2flap_modeling ②会場に着くと思ったよりたくさんの絵が展示されていたので、自分の絵を探すのも一苦労だったが、母が私の絵を見つけてくれた。母は、ニコニコしながら色や描き方をたくさん褒めてくれた。しかし、せっかくの母の言葉はその時の私には、ほとんど入ってこなかった。→続く 2flap @2flap_modeling ③実は、完全に気持ちが折れていたのだった。自分の絵を探しているうちに目にした他の学校の子の絵を見ていると、どれも自分の絵よりもきれいな