米金融大手ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースは3月10日、ロシア事業を段階的に閉鎖すると明らかにした。写真はゴールドマンのロゴ、2021年7月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid) [10日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースは10日、ロシア事業を段階的に閉鎖すると明らかにした。ロシアによるウクライナ侵攻を受け西側諸国が導入した制裁措置で事業環境が厳しくなる中、米大手金融機関として初めて撤退を表明した。 ゴールドマンは声明で「規制と許認可の要件を順守し、ロシア事業を縮小している」と明らかにした。関係筋は、ゴールドマンが直ちにロシア市場から撤退することはせず、段階的に事業を縮小していくと予想。撤退による損失は軽微との見方を示した。 さらに、ロシアによるウクライナ侵攻の余波で、モスクワにいるゴールドマンの社員の約半数がド