業界全体のインフラとなり得るまで成長したEDI データ通信はもはや当たり前の時代となった。個人同士の情報交換でさえPCを使ったメール交換が盛んに行われるようになり、流通業でも企業間取引に必要なデータのやりとりは、コンピュータ対コンピュータで行うことが通例となっている。時代の進化とともに、データ交換の技術も、使用する通信回線・通信手順なども、より高度化しているのが昨今の状況である。 こうした環境をビジネスに生かさない手はない。EDI(Electronic Data Interchange)をはじめとする情報ネットワークを業界全体のインフラとして活用し、各社の競争力強化や業務効率化に役立ててほしい。そんな思いで当コラムの執筆に当たっている。 今やEDIは単なるデータ交換のためのシステムではなく、業界全体のインフラとなり得るまでに成長した。近年、流通業界では次世代EDI標準といわれる「流通BMS