東北大学の佐々木晴香助教が「アジアの科学者100人」2023年版に選出 日本からは計12名 大学ジャーナルオンライン編集部 専門分野の限界を押し広げ、人々の暮らしや環境を改善したアジアの科学者を表彰する「アジアの科学者100人」2023年版に、東北大学大学院歯学研究科の佐々木晴香助教が選ばれた。シンガポールの科学誌「アジアン・サイエンティスト・マガジン」が選出したもので、喘息とメラトニンの関係を明らかにした研究成果が高く評価された。 佐々木助教の受賞理由は「メラトニンMT2受容体を介した気管平滑筋収縮増強機構の解明」。佐々木助教は研究の中で、夜間に血中濃度が最大になるホルモンであるメラトニンが気管平滑筋の収縮を増強することで喘息発作の悪化に関係している可能性や、喘息発作治療薬の効果を弱めることで治療の妨げになっている可能性を明らかにした。佐々木助教はこの研究で2022年、第17回ロレアル-