今年もつらいスギ花粉症シーズンがやってきた。花粉症を根治させる「切り札」として舌下免疫療法が期待されているが、残念ながら「効かない人」もいる。どんな人には有効なのか、どんな治療なのか、詳細を相模原病院アレルギー科の谷口正実医師に聞いた。(医療ジャーナリスト 木原洋美) 効く人と効かない人を 見極めることが大事 本来、嬉しいはずだった春のポカポカ陽気を歓迎できない。花粉症に苦しむ人の割合は、ほぼ40%(成人の場合)に達しているらしい。 止まらないクシャミと鼻水、取りだして洗いたくなるほど痒い目、最新の市販薬を飲んでも効かないばかりか、眠気とダルさがつらすぎる毎日に、「来シーズンこそは、舌下免疫療法を試してみよう」と決意している人は多いことだろう。 舌下免疫療法とは、花粉症を引き起こすアレルゲンである花粉エキスを、ごく微量ずつ、毎日投与し続けることで、花粉アレルギーを起こさないような機序(アレ

