先日肋骨を骨折した同僚に、私は今日「ごめん。私、まちがっとった」と話しかけてみた。同僚は「え? なにが?」と首をかしげる。 「私、これまで、もう、椅子の上から飛んで遊ぶのはやめたほうがいい、ってばっかり言うとったけど」 「うん。私も、もう、あれは、せんほうがええ、って思っとるよ」 「うん、でもね、やっぱり、人間として、飛びたいとき、ってあると思ったん。やっぱり飛びたいときには飛ぶほうがええと思う」 「ええー? そうじゃろうか。でも、私が今回気をつけんといけんかったのは、自分の身長と体重が、子どものとは違う、いうことを考えんにゃいけんのに、それをしてなかったとこじゃと思う」 「うん、じゃけん、大切なのは、飛ばんようにすることじゃなくて、安全対策を十分にしてから飛ぶことじゃと思うんよ」 「そうじゃろうか。飛ばんかったら済むことなんじゃないんじゃろうか」 「まあ、飛びたくないのを、無理に飛ぶ必要