政府は4日付で、内閣官房の医療イノベーション推進室長に松本洋一郎東京大学副学長を充てる人事を発令した。昨年末に退任した中村祐輔氏の後任で、東大閥が2代続くことになる。 松本氏の専攻は医療機械工学。推進室の上部組織である「医療イノベーション会議」(議長:野田首相)にオブザーバーとして参加してきた経緯がある。 藤村官房長官は5日の会見で「医工連携による医療機器の研究開発に多大な功績を上げている」と評した。
海外大手製薬企業の2010年上半期決算が出揃った。米国勢・欧州勢の各社は、成長著しい新興国市場で大きく売上を伸ばし、軒並み好業績を達成した。大型買収を敢行した米ファイザー、米メルクも、バイオ医薬品と新興国市場を取り込み、統合効果が表れた格好となった。欧州勢は、新型インフルエンザワクチンを供給した仏サノフィ・アベンティス、英グラクソ・スミスクライン、スイス・ノバルティスファーマが、ワクチン事業を急拡大させ、好調な業績を後押しした。各社とも大型製品依存からバイオ医薬品、ワクチン、ジェネリック医薬品等の多角化にシフトし、新興国市場の成長を取り込み、収益構造の大幅な転換によって業績を確保している状況が、明確に示された上半期決算となった。 【米ファイザー】 米ファイザーは、統合を完了した旧ワイスの製品が加わったことに加え、為替の影響が有利に働き、売上高は前年同期比56%増の340億7700万ドルと大
今回の診療報酬改定で、製薬業界が導入を要望していた、一定条件をクリアすれば、薬価改定を経ても特許期間中の医薬品の薬価が下がらない仕組み、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の恩恵を受けた企業は89社で、337成分624品目だった(表) 新加算の対象品目が最も多かったのは、グラクソ・スミスクラインの30成分58品目で、ファイザー(21成分36品目)、アステラス製薬(14成分30品目)と続いた。ただ、上位10社のうち,外資系企業が8社を占め、12位から下を見ないと,国内企業はあまり登場しない。国内最大手の武田薬品は、2成分7品目で29位に甘んじた。 新薬創出加算の導入に関しては、薬価を維持することで早期に研究開発費を回収できるようにし、製薬企業の国際競争力を強化するという目的もある。 制度の導入を議論した中央社会保険医療協議会薬価専門部会でも、国内の経営トップが「現行制度では、国内企業が新薬の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く